【建築探訪】史跡金山城跡ガイダンス施設/隈研吾建築都市設計事務所
戦国期、関東七名城のひとつとされていた金山城。今は日本100名城のひとつですが、その麓に美しい金山城をモチーフとした隈建築が群馬県太田市にありますのでおじゃま。新田一族であった岩松家純によって築城されました。2009年5月31日に会館した金山城の博物館と市民のコミュニティセンターとの複合施設という位置づけもなかなか興味深い施設です。
以前の太田市美術館・図書館でも話題にしましたが、受付の方の言葉遣いとか態度などの接客面が完璧なほどに素晴らしいんです。このガイダンス施設もそうだったんです。四つ星ホテルのホテルマンもびっくりのサービス力だと思います。すごい。このとき私は太田市出身=紳士・淑女というイメージが出来上がりました。加えてスタッフの方の金山城の知識がかなりあって全部丁寧に答えてくれます。他のサイトでも記述されていますが城マニアの方が行っても必ず満足行くはずです。[参考]
太田市は特急も停まりますしもっと観光地として躍進すべきでしょう。
今回は金山城跡には行けませんでしたが、復元した城跡のクオリティがかなりすごいとのこと。看板の説明も詳細にわたっているとのことでこのガイダンス施設と併せておじゃますれば金山城ツウになることは間違いないと思う。行けばよかったなあ。
建物
金山城の石垣をイメージした外壁の石板が金山城の関連施設だということをすぐに伺わせます。敷地と道路との境界として竹の木が植えられていて、背後には山の緑があるので、城壁の石垣のような存在が漂ってきます。
ランダムなように見えて、長方形の4つの頂点が隣接する長方形と接する計算されたパターン。
中庭には階段をつかえば向かうことができます。が、夏場は蚊がすごすぎて足が大変なことになりました。
内観はかなりシンプルな動線です。2階に展示スペースがあります。壁紙のボードも同様ですが、こちらは少し重なり合ってよりランダムさがあるように見えます。
中から眺める中庭がいい感じです。全体的に建物内が暗めなので、明暗差があり撮影がちょっと難しい。
ベンチも石板とさり気なく同じパターンのデザインというのがより統一感を増して素敵。
撮影許可
パブリックスペースはOK。展示スペースはNG。受付に許可を伺うとよいと思います。
Unique pattern of tiles(square, rectangle) on the wall express Kanayama Castle stone wall.
Looking at courtyard from indoor on 2nd floor. Design of soffit is so interesting.
ギャラリー
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建物概要
Historic sites Kanayama Castle guidance facilities and Ota City Kanayama Regional Exchange Center (史跡金山城跡ガイダンス施設・太田市金山地域交流センター).
Architect : Kengo Kuma And Associates (設計:隈研吾建築都市設計事務所).
Contractor : Kanto Construction (施工:関東建設工業).
Completed : May 2009 (竣工:2009年5月).
Structured : Reinforced Concrete (構造:RC造).
Costs : $ million (総工費:約億円).
Use : Museum (用途:博物館).
Height : ft (高さ:m).
Floor : 2 (階数:地上3階).
Owner : Ota City (発注者:太田市).
Floor area : 17,954 sq.ft. (延床面積:1,668㎡).
Building area : sq.ft. (建築面積:㎡).
Site area : sq.ft. (敷地面積:㎡).
Location : 40-30 Kanayamacho, Ota City, Gunma, Japan (所在地:日本国群馬県太田市金山町40-30).
施設情報 (Visit)
営業時間:9:00 – 17:00 最終入場16:30 (Opening hours)
休館日:月曜日。月曜休日の場合は翌日。年末年始12/29-1/3 (Closing day)
入場料:0円 (Admission fee)
アクセス (How to access)
公共交通機関はないためタクシー or 徒歩です。
タクシーの場合
所要時間:10分
運賃:1,500円くらい
電子マネー:×? 行き帰りタクシーに乗りましたが現金のみでした。
※2018年10月15日現在の情報。念のため公式サイトをご確認ください。
使用機材
ボディ:SONY α7Ⅱ
レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
レンズ:TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD
マウントアダプター:RAYQUAL NF-SαE
現像:Adobe Photoshop Lightroom
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