【CG】スプラインで道路+歩道を作ろう【UE4】
スプライン機能はなにげに使ったことがなかったのですが、使ってみたらすごく簡単だったのでご紹介。
避けていた理由きっかけは、たしか、どこだかは忘れましたが手順を紹介しているサイトを見たときに
すごく面倒な印象だった(たしかブループリントクラスを使う方法だったような?)からだと思います。
UIの親切さと異常なまでの入力容易性は相変わらずさすがだなあと思います。
やってみよう
今回はセンターライン付き道路でやってみます。
(ごめんなさいこれい以降の手順作成が公開に間に合あわず中途半端な内容です。動画で御覧ください。4/27夜までに完了予定です。)
動画版
1.マテリアルの準備
マテリアルは今回の本筋ではないので簡単に。
過去に紹介した『ちょっとリアルな道路』のマテリアルを用意します。
2.スプラインを配置
ここから主役登場。
[メイン]ビューから[ランドスケープ Landscape]を選択します。
ランドスケープをまだ作っていないのであれば、新規作成しましょう。
ここからランドスケープの編集モードとなります。
[管理]ボタンを押して、[]を押すと一覧の下の方に[スプラインの編集 Edit spline]があるので選択。
少々分かりにくいですが、押した時点からスプラインモードになっているようです。
スプラインのセグメントの配置は Ctrl+マウス左クリック です。
なんぼでも修正が効きますからCtrlキーを押しながらポンポンと左クリックしていってみましょう。
修正は、一括もできますし、セグメント毎にもできます。
だいたいは高さと回転くらいの微調整でそこそこいい感じになっていると思います。
[]は初期値(=1000cm)のままだと幅が太すぎると思いますので、400とか600cmに変更しておいたほうがいいかも。お好みでどうぞ。
3.メッシュの適用
今回は話を簡単にするために、UE4付属のCubeを使ってみましょう。
3-1.全選択
まずはセグメントを全部選択します。
方法は[詳細]グループの[Segmens]を押します。全セグメントが選択状態になります。
3-2.メッシュ
[]がゼロなので、[+]ボタンを押して1つ作成します。
Meshに対してCubeを適用してみましょう。
これだけで白い道が作られました。
3-3.マテリアル
スタティックメッシュ自体にマテリアルをセットしているのであればこの手順は不要です。
次にマテリアルをセットしてみましょう。
Meshの下に[]があるので[+]して追加。
先程用意した道路マテリアルを適用。これだけ。超簡単。
備考
●マテリアルの向きが90度ずれているとき
[]を変更します。殆どは[X]にすれば解決します。
●スプラインで設定した幅ではなくて、スタティックメッシュ本体の幅にしたいとき
[]をOFFにします。
●セグメント毎の境目に不自然な影が出るとき
[Cast Shadow]をOFFにすると改善することがあります。ただしその名の通り影が落ちなくなるので、境目の自然さvs影が落ちるかのどっちを取るかです。
応用編
道路に加えて縁石と歩道をひとまとめにしたスタティックメッシュを用意してみました。
これだと全てが一気にきれいなカーブをしながら道路が作られます。
さらに応用で、街路樹もスプラインで置いてみました。
場合によっては1つ1つ置いたほうが早いかもしれませんが、スプラインだと1つ編集すれば全部いっぺんに変わるのでメンテナンスが楽ですね。