【建築探訪】群馬県立館林美術館/高橋てい一
群馬県立近代美術館とハラ・ミュージアム・アークは磯崎新氏、福沢一郎記念美術館は柳澤孝彦氏。県立ぐんま昆虫の森は安藤忠雄氏、富弘美術館はaat――となにげに群馬県は有名建築家ミュージアム天国でありまして、当然ですが都市部とは異なり周囲に高層建築物もなく自然との調和が素晴らしく見応えもあります。
その中でも広大な芝生の敷地に低層で造られた館林市の美術館におじゃま。
敷地から一歩出ると多々良川と水田だけ。夏場は芝生とともに地面は緑一色に、空は青――という一大原風景になります。ぜひ周囲環境と一緒に撮りたいですね。南側に小川があり、その先は小高い丘になっているのでそこからであれば全体を収めることができます。
竣工時の写真を見ると建物のカーブ沿いに水がはってあるのですが、私が行った時は水がなくてちょっと残念。他の方の写真を見ても見当たらず。最初だけでずっとそうなのでしょうか?
常設作品はフランスの彫刻家François Pompon(フランソワ・ポンポン。19世紀)氏の作品が中心。企画展は現代美術はあまりなくて近代美術や伝統工芸・民芸品の企画が多いようです。私が行った時もそうでした。
「白熊」(オルセー美術館)
Photo by Wikipedia
ギャラリー
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建物概要
Gunma Museum of Art, Tatebayashi (群馬県立館林美術館).
Architect : Teiichi Takahashi (設計:高橋てい一).
Contractor : Obayashi Corporation (施工:大林組、河本工業、りんかい建設JV).
Completed : 2000 (竣工:2000年).
Structured : Steel Reinforced Concrete (構造:SRC、RC、S造).
Costs : $45 million (総工費:約45億円).
Use : Museum (用途:美術館).
Height : -.
Floor : 2 (階数:2階).
FLoor area : 72,344.24 sq.ft. (延床面積:6856.47㎡).
Building area : sq.ft. (建築面積:5742.85 ㎡).
Site area : sq.ft. (敷地面積:74918. ㎡).
Location : Hinata-cho 2003, Tatebayashi City, Gunma, Japan (所在地:群馬県館林市日向町2003).
使用機材
Nikon D600
Tamron SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
Tamron SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD
Adobe Photoshop
Adobe Photoshop Lightroom
参考サイト
・群馬県立館林美術館 – fuse-atelier 一級建築士事務所
・郡馬県立館林美術館 – hm+architects
・郡馬県立館林美術館 – 建築作品データベース
・群馬の建築 – Ura’s Page