【建築探訪】那須歴史探訪館/隈研吾建築都市設計事務所
栃木県那須町には石の美術館だけではなく徒歩3分ほど歩けばもう1つ隈建築があるのです。
町道みたいな地元の方しか通らなそうな上り道をゆくと那須歴史探訪館という施設があるのです。セットでおじゃましてしまいます。
元々ある寺などにガラスやルーバーでアクセントを付けたきれいな場所です。
本館の床には先日紹介した芦野石が使われています。壁と天井は藁左官、烏山和紙などで作られており、地元の左官が施工しています。
那須町は古くから文化伝播の経路にあり、遺跡、史跡が数多く残っています。那須歴史探訪館は、町の歴史を「道」をテーマに表現しています
中世の芦野城、近世には旗本芦野氏の陣屋があった麓に位置しており、庭からの眺めがまた素敵なのでお見逃しなく。
展示会も結構頻繁に更新されていて、講座などもあるようでした。内容は地元那須や奥羽関連のものが主です。
建物
陣屋裏門。現在芦野の上野町にある芦野氏陣屋裏門を模して造られたもので、芦野の町並みと茶臼岳を主峰とする那須連山を一望できる展望台への玄関口となっています。
土蔵。土蔵陣屋裏門の東側に建ち、江戸時代からのものに壁と屋根に補修を加え、歴史探訪館の趣を漂わせる役割を果たしています。江戸時代から存在する旧山田家
のものだそうです。
めっちゃ後付けで「隈研吾さんが設計しました」と書いてあって可愛らしい。
隈研吾氏による設計の建物は、陣屋裏門と土蔵、展示館からなり、それぞれ時代を反映した造りとなっています。
全体的には既存部分には殆ど手を加えておらず、展示館だけそれなりにリノベーションしたといったところです。鉄骨柱で支えられたガラスの透明な壁面とすることによって、外部のランドスケープと一体感を図っているとのこと。
見学、撮影許可
見学:○ 外観:無料で可能。内部:入場料を払う。
撮影:○ 外観、内観ともに可能。
ギャラリー
建物概要
Nasu History Museum (那須歴史探訪館).
Architect : Kengo Kuma and Associates (設計:隈研吾建築都市設計事務所).
Constructor : Kawada Kogyo (施工:川田工業).
Completed : 12 October 2000 (竣工:2000年10月12日).
Structured : Reinforced Concrete (構造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造).
Use : Museum (用途:博物館).
Height : ft (高さ:m).
Floor : 1 (階数:地上1階).
Site area : 34,295 sq.ft. (敷地面積:3,186.16㎡).
Building area : 6,233 sq.ft. (建築面積:579.12㎡).
Floor area : 4,931 sq.ft. (延床面積:458.17㎡).
Location : 2893 Ashino, Nasu Town, Tochigi, Japan (所在地:日本国栃木県那須郡那須町芦野2893).
Owner : (発注者:).
Costs* : million USD (総工費:約億円). *USD/JPY=100.00
Awarded :
施設情報 (Admission)
【営業時間】9:00 – 17:00 (Opening hours)
【休館日】毎週月曜日。月曜日が祝日の場合はその翌日。年末・年始(12月28日~1月4日)。臨時開館日 (Closing day)
【入場料】200円 (Admission fee)
アクセス (Access)
JR東北本線 黒田原駅からバスで行く場合。
●バス
【経路】関東自動車 D61 黒田原駅前・上町行 黒田原駅前→芦野仲町 –下車→ 徒歩5分
【時間】11分+5分
【運賃】380円
【駐車場】× 無し。 (vehicle parking)
【駐輪場】○ 停めるスペースはある。 (bicycle parking)
詳細は公式サイトをご参照。
COVID-19 新型コロナウイルス感染症関連情報 (2022/12/19現在)
アルコール消毒。マスクの着用。入館記録表への記入。
詳細は公式サイトをご参照。
使用機材
ボディ:SONY α7Ⅱ
レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (Model A012)
レンズ:TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)
マウントアダプター:RAYQUAL NF-SαE
現像:Adobe Photoshop Lightroom