【建築探訪】上野毛駅/安藤忠雄建築研究所+東京急行電鉄+大建設計
「うえのげ」と読みたくなる気持ち、分かりますが「かみのげ」駅なのであります。環状8号線と上野毛通りが交差する立地にどかんと1枚の巨大屋根を持つ駅が2011年に登場しました。しかも真ん中に穴ぽこが空いているというデザインです。東急大井町線 上野毛駅におじゃま。
二子玉川駅から多摩川沿いに走る東急大井町線に乗りひと駅で到着します。
建物
外観はガラスとスチールフレームでストライプ状に見えます、形状としては地中から自然に這って出てきた様な優しい曲線、そしてその上部は1枚の巨大な屋根が道路を挟んで建てられた2つの駅舎を1つに結びつけています。こういうアイディアはなかなか見られなかったと思います。
これ横殴りの雨のときどうなるのでしょう? たぶん触れてはいけないのです。台風のときに行ってみようかな。
内装はスチールをアクセントに素材感は統一されていてクールな印象。グーですね。
ホームから改札、周囲まで、駅舎としての機能に関する部分すべてにおいてシンプルな印象。誰もが思っている駅舎です。やっぱり社会インフラはこの点が重要だなと改めて思います。使い勝手はおそらく東急さんから渋谷駅の一件でめちゃめちゃ指摘受けたでしょうから無難にいったのでしょうかね。(だから設計に東急さんが入っているのでしょう。ストッパーとして。)
ホームは地下ですが照明なしでも普通に明るくて少し驚き。外観を見ていときに隙間があるなとは思ったのですが、採光のためだったのです。
Ando’s works in recent years. Splitted two station by an avenue. Ando designed to unite two buildings by the roof.
ギャラリー
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建物概要
Tokyu Oimachi Line, Kaminoge Station (東急大井町線 上野毛駅).
Architect : Tadao Ando + Tokyu Corporation + Daiken Sekkei (設計:安藤忠雄建築研究所+東京急行電鉄+大建設計).
Contractor : Kajima Corporation (施工:鹿島建設、東急建設JV).
Completed : March 2011 (竣工:2011年3月).
Structured : Steel frames (構造:S造).
Costs : $ million (総工費:約億円).
Use : Station (用途:駅舎).
Height : ft (高さ:m).
Floor : 2 (階数:地上2階、地下1階).
Floor area : 14,498 sq.ft. (延床面積:1,347㎡).
Building area : sq.ft. (建築面積:㎡).
Site area : sq.ft. (敷地面積:㎡).
Owner : Tokyu Corporation (建主:東京急行電鉄).
Location : Kaminoge, Setagaya Ward, Tokyo, Japan (所在地:日本国東京都世田谷区上野毛).
使用機材
Nikon D600
Tamron SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
Tamron SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD
Adobe Photoshop
Adobe Photoshop Lightroom