【現像】写真をCGパースのようなに画に近づける その1
ふつうに考えたら「何言ってるんだこの人は」といわれそうです。というのも元々CGが現実に近こうとしているわけですから、CGみたいな写真を作るという行為は逆行してしまっています。でもCGっぽい仕上がりはいいんです、よ、ね。
素材を集める
素材というのは写真のことです。加工でどうにかなるじゃん――とは言ったものですが、所詮加工でしかなくて、シャープネスだとか色味はしっかりしておかねばならないでしょう。
高いシャープネスを得る
建物は動かない。ということは、自分も動かなければ最高のシャープネスを得ることができます。日中であろうが何であろうが三脚を使うのがベストとなりますが、手持ちでも大丈夫です。
一番いいのはマニュアルフォーカスです。ミラーレスならばビューで拡大してピントを合わせます。一眼レフならばライブビューモードにして拡大すればよいかと思います。オートフォーカスがいかにインチキかがわかる瞬間です。特に夜の適当っぷりといったら。。。
■オートフォーカスの場合
フォーカス精度が悪いカメラでも大丈夫です。それは、何回も撮ります。連射(フォーカス→撮影→撮影→撮影→…)ではなくて フォーカス→撮影→フォーカス→撮影→…と繰り返して撮ってみてください。1枚は良いのが撮れます。これはストリートスナップでも使えます。
家に帰ってPCで確認して納得いかないなら、もう1回撮りに行きましょう。
色味
色味――というよりは、彩度ですね。元の状態でいかに鮮やかで、ハイコントラストな1枚を撮れるか。こいつがけっこう難しい。
基本的に鮮やかな色を得るには、建物が強い光を浴びて、強い光を返し、センサーに届くことです。つまり、太陽の光が強いタイミングが最高だということです。CGのレンダリングも同じですよね。
それは晴天です。真冬であれば、日光に浴びるだけでコートを脱ぎたくなるようなあの時間です。
晴れ | 曇り |
それは何時でしょう?
正午かとおもいきや11時のようです。私もなんとなく11~12時がよいと感じていましたので、まあ当たっていたんですね。でも個人的に1月は10時。4月は9時、8月は8時・・・というのが感覚ですが、共通点は日の出から5時間後(?)ということですね。これも検証してみたいです。
figure from http://homepage3.nifty.com/hiataritenbou/
ちなみに太陽の位置を考えると13時とかでもいいんじゃないか? って思うんですが、それは微妙です。空間がちょっとオレンジっぽくなってしまうことと、都会は特にモヤっぽくなるのであんまりよくない気がします。目指す色は透き通る青い空間です。
イメージはこんな感じです。なんか思い当たる節はありませんか。
9時のイメージ | 13時のイメージ |
建物を撮るにあたり
さあ、早速晴天の日の朝に撮りに行きましょう。
ところで構図はどうでしょうか。まあ好きな構図で別にいいんですが、せっかくですからあおって撮ってみましょう。
シフトレンズがあるならば越したことはないですが、たいていの方はそんな高価なものは持っていません。現像時に補正しましょう。デジタル次代の強い味方ですねッッッ。
さて、午前11時に行って、撮れました。
悪くないです。では今まで覚えたことを活用して現像していきましょう。
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