【CG】RAW撮影(DNG形式)したパノラマ画像をHDRIに変換【Photoshop】

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INSTA 360シリーズとかはすでにRAW形式に対応していますが、もう2年半ほど前の話しになりますか。私は「4万以内でRAW撮影可能なパノラマカメラが出たら買う」って決めていたので、たぶん一番乗り?だったInsta360を所有することになりましたが、今となってはRaw形式対応のパノラマ撮影機器がだいぶ増えてきました。THETA Z1も対応しているそうですしね。まだ試していませんが知人が買ったのにJPGしか使っていないようなので教えてあげんと。

とりあえずHDRIにしてみましょう。
THETA Z1とInsta360Oneの2つの方法を記載します。

やり方

今回はカラーグレーディングには触れません。

THETA Z1の場合

画像はCGWORLD.JPさんのサイトで配布されているパノラマ画像を使用して動作確認しました。

撮りたての状態だとこちらは横に円画像が2つ。
公式がRICOH THETA StitcherというPhotoshop用の変換プラグインを提供している模様。

このソフトがちょっとよくわからなくてAdobeのLightroom Classic専用のプラグインです。なんでこうなったんだろ?

まずはプラグインをダウンロードし、インストールしましょう。
次にLightroomを起動します。
普通の写真を読み込むように、パノラマ画像があるフォルダを追加して、画像を選択。これまたいつもどおり書き出ししましょう。

さて書き出しダイアログの設定がちょっと違います。
・画像形式:TIFF
・ビット数:16 bit/チャンネル
・一番下に[後処理]というのがありまして、ここで[書き出し後]に[RICOH THETA Stitcher.exe で開く]というのが増えていますので選択して、OK。
するとTHETAのツールが起動されますので、Camera Raw的な感覚で処理できます。

Stitcherは[OK]を押すとEquirectangular形式で出力してくれます。

あとは同じですね。
PhotoshopCCでパノラマ画像を開き、Camera Rawから画像を開く。

メニュの[イメージ]→[モード]→[32 bit/チャンネル]を選択。

メニュの[ファイル]→[名前を付けて保存]をします。
[ファイルの種類]から[Radiance (*.HDR)」を選択して保存すればOK。

INSTA 360の場合

一旦INSTA 360 STUDIOでEquirectangular形式に変換してやる必要があります。
撮りたての状態だと縦方向に円の画像が2つ並んでいます。

そこで、DNGファイルをINSTA360STUDIOで開きます。
[Export to]を押せば変換できます。

続いてPhotoshopでこのDNGファイルを開いてみましょう。自動でCamera Rawが開かれます。
変換が正しく出来ていればEquirectangular形式になっています。
ここで必要に応じでトーンマップ等をしてください。

PhotoshopCCだと、このままの設定では8bitモードで処理されてしまいますので、16bitにしておいてあげます。これなんでだろう?
Camera RAWの中央したに[Adobe RGB (1998) 8bit: ~略~]という表示がありますのでクリック。

ビット数を[16 bit/チャンネル]に変更して、[OK]します。

[画像を開く]を押します。

メニュの[イメージ]→[モード]→[32 bit/チャンネル]を選択。

メニュの[ファイル]→[名前を付けて保存]をします。
[ファイルの種類]から[Radiance (*.HDR)」を選択して保存すればOK。

その他

やっぱTHETAいいですね。知人のTHETA Z1の画を見ていますが安定感があります。ノイズも少なくて色収差もひどくない。
INSTA360はオートモードにおける屋内の画質がマジで悪いので三脚必須なのが辛い。実質屋外専用だったので。

参考サイト

RICOH THETAダウンロード – リコー
THETA Z1を使って約3ヶ月、やっぱりTHETAは楽しいな♪ – ケータイWatch
【サンプルデータ配布】RICOH THETA Z1で実現! コスパ最高の HDRI制作術 – CGWORLD.JP

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