【レタッチ】照明器具の躯体やディテールが残るようにする

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超久しぶりの現像・レタッチネタ。
夜の撮影は楽しい。照明器具のデザインは凝っているものが多く、そのデザインまでをきっちり写真に撮り収めたいと考えるのは当然でしょう。
しかしながら撮影するとライトの影響でほとんどが白飛びしてしまうでしょう。
だからといってデザインが見える明るさまで露出を抑えてしまうと、今度は周りの景色が真っ暗になってしまう。

ということで、照明器具のデザインがちゃんと見えて、周りも夜景ならではの華やかな雰囲気もある、おいしいとこ取りの編集を行いましょう。

やってみよう

特にトーンマップ、HDR処理などは行いません。
私が過去に頻繁にやっていた手法です。最近はそもそも夜に撮りに行かないこともあってやらなくなりましたけど、色んなシーンで使えると思います。
いつも現像中に必要と思ったから自分で勝手に考察して、思ったとおりの表現になるまで試行錯誤するので、特に紹介するあれでもないと思ってしまうのですが、質問されると「ああこれって一応テクニックなんだな」と気づく感じです。

撮影段階

最低2枚撮っておきます。
 ①全体が華やいでいる露出で撮影したもの。(いつもどおりの1枚。)
 ②照明器具の躯体が完全に写っているもの

おそらく①はめっちゃ暗く撮ることになります。それで結構です。

編集

もう想像どおりだと思いますが、2枚を重ねていきます。

②は最低限の調整でOK。照明器具の輪郭だけに注力します。その他は見捨てる。
 その後そのまま出力します。16bit TIFF形式かPSD形式にしましょう。
①の明るく撮った方をベースの画像としましょう。まずはいつもどおり現像・レタッチします。

Photoshopなどを開き、ベースの画像①を開きます。
レイヤーで画像②を重ね、②を上位にします。この時点では暗い画像ですね。

画像②の編集

ここからは画像②の暗い方だけ編集していきます。
上位のレイヤーにマスクを追加します。

次に、必要となる照明器具以外はマスクしてしまいます。レイヤーマスクの表示は真っ黒の状態です。
●描画モードは「比較(暗)」にします。念の為。

●[ブラシツール]などで画像②の照明器具だけの部分だけが見えるようにします。

でもこの作業は面倒なので、一気にやってしまいましょう。
1.画像①の明るい方のレイヤーを選択して、[自動選択ツール]を選びます。
2.白飛びしている箇所をクリックするとその名の通り白い箇所(=画像②で見えてほしい箇所)をいっぺんに選択できます。
3.選択するレイヤーを画像②のレイヤーマスクに再び変更して、反転します。

これで照明器具のディテールがくっきり出てきました。

●ただしこの一気に範囲選択する方法だと輪郭が不自然になることがありますので、手作業で調整します。
[ブラシツール]で輪郭を削除します。ブラシは硬さがないほうがいいでしょう。

範囲選択→領域拡大/縮小で一気に処理できるならそのやり方でもいいです。

●これでは違和感が強いので、不透明度を下げていき、丁度よい自然な見栄えになるまで調整します。
加減ですが、やはり人間の眼で見えた雰囲気に近づけるのがおすすめです。
したがって、現場では自分の目でよく観察しておくことが重要だと思っています。感動の記憶をその場で完全に復元したいですから!
 

完成

あとはあおり補正などを行い、仕上げましょう。

屋内照明

室内の照明にも触れておきましょう。
屋外と違う点としては、シェードの柄や質感に凝っている照明器具が多い点です。もちろん柄がちゃんと残るようにしたいですね。
特に和風建築テイストに合わせた照明は和紙の柄や模様までデザインされているので、これがかなりの強敵です。

作例その2

編集

基本は屋外と同じです。

ただし少々厄介なのは和紙とかの素材としてかなり薄いシェードです。
上手くなじまないときは、一旦レイヤーを躯体とシェード部分の2つに分けてしまいます。
 ・おそらく躯体は割とうまくいくと思います。
 ・シェードは好みによるかもしれませんが、やや不透明度が低めにするといい感じに仕上がると私は思います。和紙とかでいえば、やんわりと柄が見える程度にするのがいい雰囲気になる気がしています。

おまけ

別にやらなくてもいいのですが、ブルームを書けておくとより印象的になります。

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