【現像】パノラマ画像に写った三脚を除去するアクションを作り、1,000枚以上を一気にバッチ処理 (1)【Photoshop】

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パノラマ画像の三脚を消してくれとお世話になっていた先輩に頼まれたこともあり安請け合いしたら超大量のパノラマ画像が来てしまった。ちょっと契約範囲の確認の話し合いから一旦仕切り直しを行い、作業範囲を確定。結果、三脚を除去するだけでOKということになり。さてどうしたものか。

使われている機材がすべて同じで、画像にも同じ傾向がみえる。そしたらバッチ処理でしょう。
Photoshopで三脚消去のバッチ処理を作って捌きましょう。

やり方

まずはアクションを登録しましょう。1枚は手作業です。

1.開始

Photoshopを開き、パノラマ画像を開きます。

ここからアクションを新規作成し、記録を開始します。

2.パノラマモード

メニュから[3D]→[球パノラマ]→[選択したレイヤーから新規パノラマレイヤーを作成]を選択

するとパノラマビューワみたいな表示になります。ここからぐるぐる視点移動が出来ます。

ちなみにこのモード時に任意の視点で[ファイル]→[名前を付けて保存]をすると、今ビューに写っている画角で1枚の画像ファイルが作成できます。

真下を見ます。三脚がありました。

3.範囲選択

画面左のツールから[なげなわツール]を選択し、三脚を囲います。少し余裕を持って選択します。

[範囲選択]を長押し→[円形選択]の方がいいと思います。
  ※注意:このとき選択範囲がずれたら選択範囲の移動で調整するのはNGです。選択し直してください。
  選択範囲の移動はアクション実行時にエラーとなります。(2敗)

円形がおすすめな理由は、バッチ向きだから。カメラと三脚をセッティングし直した場合などは位置関係が変わりますが、円形範囲は変わりませんので円形にしておけば安全です。

4.塗りつぶす

メニュから[編集]→[塗りつぶし(Shift+F5キー)]をします

設定はデフォルトでOK。[コンテンツに応じる]になっているのを確認して、[OK]を押します。

するといい感じに三脚が消えました。ハイ優秀!
当初フローリングだと厳しいかなと思ったのですが、想像よりも悪くない編集をしてくれました。

5.書き出し

保存します。メニュから[3D]→[球パノラマ]→[パノラマを書き出し]を選択。

6.バッチ処理

最後にメニュの[ファイル]→[閉じる]でワークスペースを終了します。

ここでアクションの記録を終了。

7.あとはバッチ処理するだけと思ったら・・・

ここで問題発生。
このアクションでバッチ処理したところ、パノラマ画像<のコピー.jpg>が1個しか出力されていないではありませんか!
そうです。[5]の保存ですが、絶対パス自体アクションに記録されているとか。。。「{元のファイル名}のコピー.jpg
」とかで保存してほしいんだけど、アクションってそんなにやったことがないので結局解決できず。

ということでどうにかして自動化対策しなければなりません。

つづく・・・。

【現像】パノラマ画像に写った三脚を除去するアクションを作り、1,000枚以上を一気にバッチ処理 (2)【Photoshop】

備考

・[3D]機能がメモリをかなり喰うので注意。
・1枚あたりの作業時間ですが、今回はRICOH THETA Z1のパノラマ画像(解像度:6,720 x 3,360 px)でしたが、5年前の非GPUノートPCでも90秒で終わります。GPUありのデスクトップPCは5秒くらいでした。

参考サイト

360度パノラマ写真の底辺に写った三脚スタンドや撮影人物を消す方法 – Adobe Photoshop – – VR360.WORK

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