【現像】アオリを補正して建築写真らしく
おばんどす。眼・肩・腰にダメージ蓄積中のYanaiです。こうなったら・・・作戦を「いのちをだいじに」に変更しなければならないでしょう。
さて、みなさんも旅行に行ったときなんかに歴史的建造物や新しい商業施設などの建物の写真を撮られていることかと思います。
これはこれで、いい思い出です。それはそれで、いーんです。
よくよく考えると・・・みなさん気づいていないだけで、心の奥底では建築物を撮るのが好きなんですよ。間違いなく!
今回は、皆さんが愛する(勝手に決め付けw)建物をより美しく仕上げる方法を。ご参考になれば。
あおり補正ってなんだ
しかし、建築本などの専門寄りの書籍やパースの写真を見ると、縦線がすべて垂直になっていますね。
正面から撮影した写真ならば、横線もきっちりと水平になっています。
まあいわるゆ透視図法からきているものだと思いますが。まず基本として、本来垂直である部分を、垂直に補正してあげるだけで、だいぶ安定感のある建築写真に仕上げることができます。
几帳面な写真ができあがるってわけですね。
こんなことばっかりやっているためか、観光ブックの歴史的建造物の写真を見るとイライラしてくるわけです。
あっちに傾いていたり・・・アンバランスであったりとw アーーーッ!!
ということで、今回はもっとも簡単なアオリ補正の方法をご紹介します。やっと、ちゃんとした内容の話しに突入します。
What’s the perspective(tilt)?
It just correct vertically objects that is essentially vertical. For example, to be vertical pillars. Then, it is possible to produce the stability photo.
現像にて -画像中央の縦線を垂直に-
たとえばこんな建築写真のアオリを補正してみましょう。
これはひどいですね。傾いているし、アオリがけっこうキツい。
「撮りなおしてこいよ!」と叫びたくなりますね。(爆
(ビルの外壁にひっついて、意図的に見上げるように撮った写真は別ですよ!)
写真の中央部分の縦線が垂直になるように回転しましょう。
How to perspective adjustment in Photoshop.
Rotate pillars at the center to be vertical.
回転できしました。ビル外壁の中央のラインが垂直になりましたね。
まずは、これで現像しましょう。
次にPhotoshopなどのレタッチソフトで編集します。
Finish rotation, run Photoshop and open to photo.
レタッチにて -アオリを補正-
今回はPhotoshopでご説明を。CS2という旧仕様でごめんあそばせ。
1.カンバスサイズを広く
まず、メニュの[イメージ]→[カンバスサイズ](Alt+Ctrl+C)を選び、1.25~1.5倍くらいのサイズにします。
この写真は6000×4000なので、7500×5000くらいで。変形のときに画像を伸ばるので余白が必要なんです。
これで描画領域が拡大しました。
Select “Canvas size”. To expand the drawing area. It is better value is multiplication 1.2 or 1.5 times.
2.縦線をすべて垂直に
次に、写真の範囲だけ選択し、メニュの[編集]→[変形]→[遠近法]を選びます。
この遠近法モードで、本来垂直であるべきの線をすべて垂直にします。
(レンズによっては端の線が湾曲するので注意。そんなときは、画像の上と下の線の位置が同じになる位置にします。これの補正についてはまた後日。)
Select from the menu [Edit]->[Transform]->[Perspective]. Adjust the perspective to be vertical.
今回の写真では186%くらい上端を拡大するとちょうどいいみたいです。
3.高さを調整
お次は縦長さを補正しましょう。
横に伸ばしまくったので、画像が潰れていますね。
選択範囲がそのまま残っていますので、現在選択中の状態のまま、メニュの[編集]→[自由変形](Ctrl+T)を選びましょう。
Select from the menu [Edit]->[Free Transform]. Adjust the hight as you like.
このとき、正直好みでいいんですが!、目安は遠近法で伸ばした数値の1/3~1/2。
今回でいうと130%くらいです。
完全に個人的経験則ですが、このあたりの数値でちょうどいい絵になると思います。
4.仕上げ
最後に、輪郭補正などを行います。シャープネスは割りと強めで大丈夫です。力強い線が作れます。
ノイズリダクションも強めにやると、より建築CGパース図っぽく仕上がります。
写真からCGっぽい画像を作るのが好きでたまらない人にとっては、この瞬間が一番盛り上がるw
At last, do sharpness and noise reduction. Especially noise reduction effects strong, it looks like CG.
おわりに
こんな感じで説明いたしましたが、実は、補正を自動でやってくれるDxO ViewPointというソフトがあります。ε=\__〇_ ズコーッ!!
PhotoshopやLightroomのプラグイン版もありますので使ってみたいものです。
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