【Photoshop】写真からPBRマテリアルを作りたいが色ムラ光沢がある場合の軽減策

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ものすごくお久しぶりです。本業が楽しすぎて面白すぎたためにこちらがそっちのけになっていました。

さて、いままでもこのサイトでPBRマテリアルやテクスチャを公開したり編集技術を紹介してきているわけですが、現実世界で写真を撮影しようものならばどうしても光沢とかがでてしまうものですよね。
一番ハードルが高いのがシームレステクスチャで、彩度や輝度のムラがなく完璧に撮れた!と思っていても、いざBlenderやUE5に取り込んでリピートさせてみると、なんかイヤーなムラがでてしまって、気になってしまうんですよね。

しかしこれは仕方がなくて、高品質のPBRマテリアルでもリピート回数が多いLandscapeとかだとやっぱりリピートは出ていますし。

とは言ってもできる限りテクスチャ単体の彩度、輝度、リピートの品質を上げたいところですよね。
ということでいくつかテクニックを紹介します。

やり方

考え方:
・彩度のムラを除去して、輝度を均一に近づければだいたいきれいになるのではないかと考えてみました。
・そのためには、輝度を反転したレイヤーを生成して、元のレイヤーにムラが除去できる程度に重ね合わせればいいのではないかと考えました。

1.Photoshopで画像を開きます

2.元画像をコピーします。

3.元の画像を フィルタ→ぼかす→[平均]をします。

4.コピーした画像をレイヤー「輝度」にする
⇒すると、色が均一になるはず

5.レイヤー全体をShift+Ctrl+Alt+Eでコピーする。

6.コピーした画像の色相を180度回転する。

7.Ctrl+Iで反転する
⇒6, 7の手順によって色相と彩度は現状を維持し、輝度だけが反転します。

8.乗算にして不透明度50%前後にする
補足:不透明度は調整してみてください

完成

こちらが元画像で、スクロールをかけてみたところですが、明らかにまともになっています。

ベースカラーマップで特に要求されるライティングがされていない純粋な色成分に比較的近い品質のテクスチャにすることにも成功します。

作例

見ての通りで、
メリットとしては、ムラが無くなり木目さえ一致すればシームレス化が容易になります。
デメリットとしては、古い素材は風合いが失われます。

 

 

 

 

参考サイト

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22639:【Photoshop】写真からPBRマテリアルを作りたいが色ムラ光沢がある場合の軽減策

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