【建築探訪】虎ノ門琴平タワー/日建設計 +金刀比羅宮

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 超都会の超オフィス街の超ど真ん中に守られるかのように建っている虎ノ門・金刀比羅宮におじゃま。そしてその敷地内に建つ虎ノ門琴平タワーもご紹介。

 きっかけはたまたま通りかかったときに発見したわけでして、ビルしか存在しないと思い込んでいたものですから、琴平タワーのピロティ部分の柱の隙間からスッとお寺が見えてから気になって仕方がなくなってしまい、気づいたら境内におじゃましていました。
 いやビル、神社、ビル・・・の風景は都内では別に珍しくないことはみなさんもご存知だと思いますが、ここはチョット違うんです。一体化しているんです。二度見しましたから。「エッ、ここどうなってんの?」って。

 さて、この時初めて知った虎ノ門金刀比羅宮ですが、いつから有るのだろう? 基本自分で読んで解釈してから書いていますが、あんまり自分の言葉で書いて誤解が出るとあれなので引用させてもらいます。

 創始
 当宮は万治三年(1660年)に讃岐国丸亀藩主であった京極高和が、その藩領内である象頭山に鎮座する、金刀比羅宮(本宮)の御分霊を当時藩邸があった芝・三田の地に勧請し、延宝七年(1679年)、京極高豊の代に現在の虎ノ門(江戸城の裏鬼門にあたる)に遷座致しました。爾来江戸市民の熱烈なる要請に応え、毎月十日に限り邸内を開き、参拝を許可しました。
 当時は“金毘羅大権現”と称されていましたが、明治二年(1869年)、神仏分離の神祇官の沙汰により事比羅神社に、明治二十二年(1889年)には金刀比羅宮に社号を改称し現在に至ります。
 ご神徳は海上守護、大漁満足は勿論のこと、五穀豊穣・殖産興業・招福除災の神として広く庶民に尊信され、東国名社の一つとして知られています。
Sentenced by 虎ノ門・金刀比羅宮

 
 1679年とは恐れ入りました。
 なお、現在でも毎月10日に里神楽が奉納されます。時間は11:40、14:00、15:00、17:00だそうです。


ギャラリー

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  • General view of Toranomono Kotohira Tower (虎ノ門琴平タワー)
  • The facade of Kotohira-gu (金刀比羅宮)
  • Facade of Toranomono Kotohira Tower (虎ノ門琴平タワー)
  • Exterior view of Kotohira-gu (金刀比羅宮)
  • Pilotis space of Kotohira-gu (金刀比羅宮)
  • Detail of Kotohira-gu (金刀比羅宮)
  • General view of Kotohira-gu (金刀比羅宮)
  • The facade of Kotohira-gu (金刀比羅宮)
  • General view of Kotohira-gu (金刀比羅宮)


建物概要

Kotohira-gu (金刀比羅宮)
Toranomono Kotohira Tower (虎ノ門琴平タワー).
Architect : Nikken Sekkei (設計:日建設計).
Contractor : Taisei Corporation (施工:大成建設、間、白石JV).
Completed : November 2004 (竣工:2004年11月).
Structured : Steel Frames (構造:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造).
Costs : $ million (総工費:約億円).
Use : Office, Temple (用途:事務所、神社).
Height : 377 ft (高さ:115.2m).
Floor : 26 (階数:地上26階、地下3階).
Floor area : 319,806 sq.ft. (延床面積:29,710.96㎡).
Building area : sq.ft. (建築面積:㎡).
Site area : 39,259sq.ft. (敷地面積:3,647.30㎡).
Location : 1-2-8 Toranomon, Minato Ward, Tokyo, Japan (所在地:日本国東京都港区虎ノ門1-2-8).


使用機材

Nikon D600
Tamron SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
Tamron SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD

Adobe Photoshop
Adobe Photoshop Lightroom
    

参考サイト

霞が関・虎ノ門エリアの最新鋭オフィスビル 「虎ノ門琴平タワー」 竣工 金刀比羅宮を保存しながら、その余剰容積を有効活用 – 三井不動産

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