【Blender】南部鉄器を作りたい (2/2)

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前回は南部鉄器の表面のボツボツをどうやって作るかでGeometry Nodesでやるのは難しいと思ったところまででした。
パーティクルでも思ったようにならないので、地道に作ることにしました。

【Blender】南部鉄器を作りたい (1/2)

動画版

やってみよう

メッシュのSphereを、カーブのCircleに沿って複製配列するのを延々と繰り返していきます
まずはモディファイヤーで複製配列(Array)をして、
さらにモディファイヤーのカーブを追加します(複製配列のカーブ選択じゃないです)
これで表面にまとわりつくようになります
そしたらSphereとCircleを一定間隔でコピーします
間隔は試行錯誤してみましたが、思っているよりも狭いほうがいい感じになるようです
それぞれのCircleは、急須の円周より少しはみだす程度に縮小していきます
複製配列後のSphereをCircleと同じ高さZの位置にコピーしていきます
Sphereのモディファイヤーの[カーブ]の、
カーブオブジェクトをそれぞれ同じ高さのCircleに差し替えて
すると、ひとまずは急須の表面に沿った位置にボツボツが配置されます
本物を見ると、等間隔で規則的に配置されているのがわかりますね
これ通りになるようにしましょう
このSphere、あれですね、接合部をもうちょっと溶接したみたいにしたいんですけど
メッシュ形状自体を見直さないとだめですね。どら焼きみたいな形状にしたり
等間隔にするために、各Sphereの複製配列の間隔で調整します
こりゃ地味なので・・・早送り!
次に、今の状態の、さらに中間にSphereとCircleをコピーし、Sphereの量を倍にします
Sphereの位置が、最初の列の間にくるように調整します
どこか特定の縦ラインを基準線として、間隔などを調整するとうまくいきやすいです
Front Viewで見たときのX=0の位置を、基準としました
基準線の位置を合わせて、右隣の最後のSphereも一致するように、数と間隔を調整
偶数列を横に半個分ずらしていきましょう
ここまでくると一気にそれらしくなります
なんか間隔が気に入らなくて、倍の量になるように詰めることにしました
うん。やはりこの量にして正解でしたね
またしてもここから地味ーな作業が始まります
本当はGeometry NodesでSphereの直径と余白とCircleから
Array数を求めるノードを作れれば最高なんですけどね
制作当時はGeometry Nodesをまともにいじれてなかったのでねぇ。。。(今も大したことないですけども)
一段落に近づいてきましたかね
ここいらでいったんマテリアルを設定してレンダリングしてみたいですね
コピーのときはCtrl+C→Ctrl+Vじゃなくて、
Shift+Dを使うようにすると、こういう手間が省けます
Ctrl+Cだとマテリアルも新規インスタンスになるんですよね、
同じマテリアルを維持してくれるのはShift+Dの方で
まあこの仕様を逆手に取って意図的にCtrl+Cを使うときもあります
パッと見の印象は悪くないですね
もっと鉄感のあるマテリアルを作るべきでしたが、それはまた今度
あれですよね、こういう小さい別途調整もやりだすと止まらなくなってしまいますよね
被写界深度とかつけてみちゃったりしますか
近づくとだめだな・・・
少なくともメッシュレベルで近づいても本物か区別つかんところまで作らんと
GO!
んー、ボツボツがもう一回り大きくても良かったかもしれませんね
このボツボツを使って、蓋の部分のボツボツも作ります
複製配列を2つ使ってみました
交差するように配置。結構密集しているくらいがいいです
ブーリアンで削ればOK
ブーリアンのもととなる円柱図形は、この蓋をコピーして、Zを拡大したものを使えばいいです
ちょっとまだ80、90点くらいだと思いますが、形になったと思います
今回使用したマテリアルノードとテクスチャです
既存のテクスチャを使ったので割とシンプルに済んでいます
UVマップですが、基本は先に紹介したテクスチャを前提に設定しました
特にベベルをした箇所は、粗さが出ているように見せたいので手動調整します
きょうはここまで!

参考サイト

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