ずっと気になっていた兵庫県は神戸市にある竹中大工道具館さんにおじゃま。
開館してから実はけっこう経っているのではありますが、知ったきっかけは2017か2018年の『生きた建築ミュージアムフェスティバル』で竹中工務店さんを訪問させてもらって、ビル内見学や割箸を作るワークショップ後、参加者に竹中大工道具館の割引チケット（無料チケット？）が配布されたときでした。
親戚に大工さんがいてるので全く縁のなかった世界というわけでもないので、いつかは行きたいなあと思っていました。

感想を言いますと終始楽しかったです。
本でしか見たことのない組み手とか、普段は遠くからしか見ることのできない寺社の軒裏部分の施工の展示とか。種類ごとにかんなで削られた木があって、香りの違いを比べることができたりと、五感を使いながら木材と建築に触れることができました。

ちなみに場所は山陽新幹線新神戸駅のすぐ南東側の土地です。
もう、これからは近畿に行く度に行っちゃおうっと。

木組み・継手の展示

継ぎ手の展示があったので分解したりつなぎ合わせたり。特に四方鎌継は本でしか見たことがなかったので実際に触れることができて有意義でした。すごいわ。

0:00 腰掛鎌継 (Koshikake-kama-Tsugi)
0:21 四方鎌継 (Shiho-kama-Tsugi)
1:04 追跡大栓継(Tsuiseki-daisen-Tsugi)
1:16 台持継 (Daimochi-Tsugi)

茶室のスケルトン展示

いつものとですが特に下調べもせずに（とりわけ他人様の建築写真は見ないようにしている。）おじゃましたわけですが、茶室「蓑庵」のスケルトン模型が展示されているのにはぶったまげました。
茶室の骨組みだけって見たことが無いので「資料でも見ながらCGで作ったろう」と思っていたのですが『下地、仕上げが無い茶室』が竹中大工道具館に展示してありました。あまりにも嬉しくて撮影。

建物

見学、撮影許可

見学：×　入場料を払う必要がある。
撮影：○　全館可能。

ギャラリー

建物概要

Takenaka Carpentry Tools Museum (竹中大工道具館).
Architect : Takenaka Corporation (設計：竹中工務店).
Constructor : Takenaka Corporation (施工：竹中工務店).
Completed : April 2014 (竣工：2014年4月).
Structured : Steel frames(構造：鉄骨造，鉄筋コンクリート造).
Use : Museum (用途：博物館).
Height : ft (高さ：m).
Floor : 1 (階数：地上1階、地下2階).
Site area : 29.539 sq.ft. (敷地面積：2,744.30㎡).
Building area : 5,790 sq.ft. (建築面積：538.97㎡).
Floor area : 20,279 sq.ft. (延床面積：1,884㎡).
Location : 7-5-1 Kumochi-cho, Chuo-ku, Kobe City, Hyogo, Japan (所在地：日本国兵庫県神戸市中央区熊内町7-5-1).
Owner : Takenaka Corporation (建築主：竹中工務店).
Costs* : million USD (総工費：約億円). *USD/JPY=100.00
Awards :
第17回公共建築賞優秀賞
第58回BCS賞 (2017年)
日本建築学会作品選奨 (2016年)
第43回会員作品展（日本建築士会連合会賞）特別賞
第24回AACA賞本賞
第17回公共建築賞優秀賞
第17回甍賞佳作
ウッドデザイン賞2015 奨励賞 (2015年)
第14回環境・設備デザイン賞
建築・設備統合デザイン入賞
第27回JSCA賞　新人賞
第8回建築人賞
第60回大阪建築コンクール特別賞

施設情報 (Admission)

【営業時間】9:30 – 16:30 (入場は16:00迄) (Opening hours)
【休館日】月曜日（祝日の場合は翌日）、年末年始（12月29日～1月3日） (Closing day)
【入場料】700円 (Admission fee)

アクセス (Access)

JR三ノ宮駅から行く場合
●地下鉄
【経路】神戸市営地下鉄　西神・山手線　三宮駅→新神戸駅　–下車→　徒歩7分
【時間】9分
【運賃】210円
【駐車場】普通車5台、障がい者用1台。無料。 (vehicle parking)
【駐輪場】無し。 (bicycle parking)
　　詳細は公式サイトをご参照。

COVID-19 新型コロナウイルス感染症関連情報 (2022/3/7現在)

入場時にアルコール消毒が必須。

※当館入口付近に消毒液を設置し、各洗面所には液体せっけんを備え、お客様にご利用いただけるようにいたします。
※ハンズオン展示付近にも消毒液を設置し、ご利用いただけるようにいたします。
※多くのお客様が手を触れる箇所は、消毒液による清掃を強化するとともに清掃頻度を増やします。
※スタッフはマスク着用のうえ対応いたします。
※入館料のお支払いやグッズ購入時の金銭の授受の際はトレイを使用いたします。
※館内が過度に混み合わないよう、入場の制限を行うことがあります。
※ビデオライブラリー・休憩室の席数を削減しております。また、図書コーナーは引き続き休止しております。
※トイレのハンドドライヤーは停止しております。
※当面の間、一部木工室イベントやギャラリートーク（解説）のサービスを休止いたします。
※当面の間、ミュージアムショップでは販売品目を減らして販売させていただきます。
Centence from 竹中大工道具館

　　詳細は公式サイトをご参照。