【建築探訪】ヤオコー川越美術館/伊東豊雄建築設計事務所

Pocket
LinkedIn にシェア
LINEで送る

 都内からちょっとした遠出として最適な観光名所のひとつであろう川越市ですが、観光地を通り抜けてちょっと進むと伊東豊雄氏設計のコンパクトな美術館があることをご存知でしょうか。実は私、川越に行ったことがなくてですね、観光も兼ねてヤオコー川越美術館におじゃま。

建物

驚くほどのシンプルさ。コンクリートのボックスと水辺だけです。完全なる住宅地エリアのど真ん中に建っていました。見た目の通り地上1階建です。

中は撮影していませんが大きく4つのスペースのみの構成です。1つは受付とギャラリーショップ、2つが展示スペース、残る1つがカフェとなっていました。床面積的にもほぼ4等分。

1階平面図

Photo from ヤオコー川越美術館

一番のウリは展示スペースの2つ目で、ほぼ自然光だけで採光しています。壺を内側から見たような形状でブラックホールのモデル図のようでキュゥゥゥゥっと吸い込まれそうです。

途中で気づきましたが展示室2とまったく正反対のデザインが展示室1でした。展示室1の方は逆の形をしていて、天井から床にブラックホールみたいな図形が突き刺さっているデザインで、しかもダークな雰囲気。気づくと無駄に部屋を行ったり来たりしてしまうのです。


Image from bokete

帰ってからパンフレットと本の写真で気づきましたが、外観から実は展示室2の採光口が見えるとのことでした。しまった事前リサーチ不足が露呈した! もう1回かなあ。

見学、撮影許可

撮影:未確認。
天井部分をスマホで撮影しているご婦人がいましたし、がっつり全部屋撮影しているブログの方とかもいるので普通にOKだったかも。
見学:入場料を払う。

ギャラリー

  • Full view of Yaoko Kawagoe Museum (ヤオコー川越美術館)
  • Full view of Yaoko Kawagoe Museum (ヤオコー川越美術館)
  • Full view of Yaoko Kawagoe Museum (ヤオコー川越美術館)
  • Full view of Yaoko Kawagoe Museum (ヤオコー川越美術館)
  • Full view of Yaoko Kawagoe Museum (ヤオコー川越美術館)
  • Full view of Yaoko Kawagoe Museum (ヤオコー川越美術館)

建物概要

Yaoko Kawagoe Museum (ヤオコー川越美術館).
Architect : Toyo Ito & Associates (設計:伊東豊雄建築設計事務所).
Contractor : Taisei Corporation (施工:大成建設).
Completed : December 2011 (竣工:2011年12月).
Structured : Reinforced Concrete (構造:RC造、一部鉄骨造).
Costs* : million USD (総工費:約億円). *USD/JPY=100.00
Use : Art museum (用途:美術館).
Height : ft (高さ:m).
Floor : 1 (階数:地上1階).
Owner : YAOKO Co.,Ltd (建築主:株式会社ヤオコー).
Floor area : 4,997 sq.ft. (延床面積:464.30㎡).
Building area : 5,073 sq.ft. (建築面積:471.36㎡).
Site area : 19,635 sq.ft. (敷地面積:1824.19㎡).
Location : 109-1 Hikawacho, Kawagoe City, Saitama, Japan (所在地:日本国埼玉県川越市氷川町109-1).

施設情報 (Admission)

営業時間:10:00 – 17:00 (最終入場は16:30) (Opening hours)
休館日:月曜日、当日が祝日の場合は開館。年末年始 (Closing day)
入場料:300円。 (Admission fee)

アクセス (Access)

西武新宿線 本川越駅からバスで行く方法です。
【バス】東武バス 系統川越06 川越運動公園行き
区間:川越駅-川越氷川神社前
運賃:190円
時間:10分

※2019年8月5日現在の情報です。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

使用機材

ボディ:SONY α7Ⅱ
レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
レンズ:TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD
マウントアダプター:RAYQUAL NF-SαE

現像:Adobe Photoshop Lightroom
   

参考サイト

管理人が読んだおすすめの建築本

    

コメントを残す