【CG】富山県立美術館のROOM1を完全再現して世界一早くVR写真展みたいなことしよう【UE4】

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 富山県美術館がまだオープンしておらず、展示室も部屋だけの公開となっていることは先日お話しました。もちろん展示室の写真も撮ってきました。

Space 1 in Toyama Prefectural Museum of Art & Design (富山県美術館)

 部屋の間取り自体はシンプルですから、ちょちょいとUE4あたりで再現して、高架サークルの写真でも飾って、VRで歩き回ったら世界最速で富山県美術館Exhibition Room 1で企画展やった人たちになれるんじゃないの、的なちょっと変てこな発想を元に、実際にやってみました。

やってみよう

1.図面起こし

 平面図で表すとまあそれはシンプルな間取りであることがわかります。幅9m、奥行き12mくらいだったと思います。天井高さは4m弱だった記憶。解釈すると、この展示室は3x3x4mのユニットで構成されていると推定できそうです。
 この間取りで実際にBSPブラシでモデリングしてから視野角90度のカメラでスクリーンショットを撮るとほぼ完全に構図が一致しました。寸法はほぼ合っていそうです。
 あとはそのまんまUE4に落とし込むだけです。

2.マテリアル作成

 マテリアルは、

  • EverMotionの床のアルベドを使い、他のノイズとかはStarterContentsのを流用して、別途ラフネフ等はチューニングしています。

  • StarterContentのM_Basic_Wall。

  • 天井
  • 画像を基に自作しました。ノーマルマップ、マスクは以下の通り。
     
     アルベドはRGBで決定します。ちょっと黄色めに。
     マスクはアルベドにMultiplyしただけです。実際に穴を開けてもその先はどうせ真っ暗ですし。

 ダウンライトはEverMotionのコンテンツです。
 ライトは、ダウンライトの配置に沿ってスポットライトを配置します。で、スポットライトを延々置くのは地獄ですよね。なので先ほどユニットだと言ったように1ユニットを作成して複写していきます。

 こんなんやってられません。
 まず以下のように3x3mの天井に対しダウンライト、スポットライトと親子関係を作っていけばよいでしょう。あとはこれをごっそり複写しては配置を繰り返します。
 

 最後にポストプロセスボリュームの調整を行い、ライティング設定をプロダクションにしてビルドをすれば完成です。
 設定はこんな感じです。
  

完成

 できました。どっちかが実写で、どっちかがCGです。パッと見、じっくり見てもそんなに違いがないと思います。
Which is the real

デモ動画

デモ・ビジュアライゼーションのダウンロード

Windows 64bit OSならダウンロードして動いて回れます。
写真協力

いつもありがとうございます。
ikuyo yokomizo氏
Junpei Hayashi氏
Kamui Solano氏
Shinashina K-taro氏
Shin-ichiro Uemura氏

使用素材

Archinteriors for UE vol.1 – EVERMOTION

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