【建築】鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム/坂倉準三(改修は丹青研究所)

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1951年に開館した神奈川県立近代美術館の旧鎌倉館。鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムです。元々は坂倉準三の設計で馬淵建設の施工でした。日本初の公立近代美術館として開館。
2016年3月31日に閉館して、2019年6月にリニューアル。

旧鎌倉館本館はモダニズムの普遍的な合理性と日本の伝統的な空間の特性との絶妙な調和を実現していて、DOCOMOMOジャパンによる日本のモダニズム建築の最初の20件に選定されるなど、日本の戦後のモダニズム建築を代表する作品として高く評価されています。

建物

平家池から迫りだすように建つ姿はそのままで、主に外装パーツが玉砂利を使用した洗い出し仕上げとなりました。建物は四角い中庭を中心に周囲を展示室やさまざまな機能が取り巻くように構成されています坂倉準三氏の師匠であるル・コルビュジェが1939年に発表した「無限発展の美術館」というコンセプトを踏襲したものです。後にル・コルビュジェ自身もこのコンセプトに基づく初めての美術館を東京の国立西洋美術館として実現することになります。

昔から評価されている点としては、鎌倉の歴史と自然に調和した美しい佇まい、豊かな内外空間を流動的に結びつける空間構成にあり、坂倉氏のモダニズムの理念が簡潔かつ明快な形として実現されているところです。

テラスにあるおなじみのピロティは健在。鉄骨の独立柱は池の中から支えているのが面白いです。ル・コルビュジェが1920年代が住宅にて提唱したもので、池に反射した光が天井に映る空間でもあり、鎌倉ミュージアムの中でも最も見どころのある空間です。

中庭も広いままで、回廊式の建物は大谷石積み壁によって構成される開放的な中庭になっていて、見上げれば四角い空が開けています。

大谷石積み壁はアクセントになっています。2階の外壁は工業製品による均質な表情でしたが、1階の外壁は素材の味わいを楽しめるようになっています。大谷石とガラスブロックの組み合わせが楽しい。またこの壁面は、1階ピロティは「線」であったのに対して「面」を表現しているとのこと。

ちなみに隣接してカフェかレストランのような用途の建物ができていました。

見学、撮影許可

見学:○ 外観は無料。内観は入場料を払う。
撮影:○ 外観、内観ともに可。

ギャラリー

  • Indoor view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Indoor view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Exterior view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Exterior view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Indoor view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Indoor view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Indoor view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Indoor view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Indoor view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Indoor view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Indoor view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Indoor view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Indoor view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Exterior view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Exterior view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Exterior view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Exterior view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • Exterior view of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)
  • The facade of Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム)

建物概要

Tsurugaoka Museum, Kamakura (鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム).
**Original (当初)
Architect : Junzo Sakakura (設計:坂倉準三).
Constructor : Mabuchi Construction (施工:馬淵建設).
Completed : 1951 (竣工:1951年).
**Reform (改修)
Architect : Tantei Institute (設計:丹青研究所).
Constructor : Takenaka Corporation (施工:竹中工務店).
Completed : 2019 (竣工:2019年).
Structured : Steel frames (構造:S造).
Use : Art museum (用途:美術館).
Height : ft (高さ:m).
Floor : 2 (階数:地上2階).
Site area : 45,671 sq.ft. (敷地面積:4,243㎡).
Building area : sq.ft. (建築面積:㎡).
Floor area : 16,953 sq.ft. (延床面積:1,575㎡).
Location : 2-1-31 Yukinoshita, Kamakura City, Kanagawa, Japan (所在地:日本国神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31).
Owner : Tsurugaoka Hachimangu (発注者:宗教法人 鶴岡八幡宮).
Costs* : million USD (総工費:約億円). *USD/JPY=100.00
Awarded :
第30回BELCA賞ベストリフォーム部門表彰建物(2019)

施設情報 (Admission)

【営業時間】10:00 – 16:30 (入場は16:00迄) (Opening hours)
【休館日】月曜日(祝日の場合は開館)、展示替期間、年末年始 (Closing day)
【入場料】円 (Admission fee)

アクセス (Access)

詳細は公式サイトをご参照。

COVID-19 新型コロナウイルス感染症関連情報 (2021/8/16現在)

情報なし。

使用機材

ボディ:SONY α7Ⅱ
レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
レンズ:TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD
マウントアダプター:RAYQUAL NF-SαE

現像:Adobe Photoshop Lightroom
   

参考サイト

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