【Blender】2.7→2.9に移行したけどあのコマンドやショートカットはどこに行った?集
グラボをRTXにするとなんという悲劇でしょうが、Blender 2.79以前ではCyclesレンダーでGPUが使えなくなってしまうのです。ドライバの都合です。
ということだけでなくSend to Unrealも本格的に使いたかったこともあり2.83にアップグレードしたわけですが、なんで2.79のままでいたかというと、UIが変わりすぎて受け入れられなかったからです。
でもこの機に諦めて2.8系を受け入れることにしました。大きなコマンドの位置の違いは体に叩き込んいけばいいのでまあいいいんですが、細かいショートカットまで変更されると相当きついし、苛立ってきます。
変更集 その1
重複頂点を削除
2.7:Ctrl+V → 重複頂点を削除 メッシュ→頂点→重複頂点を削除
2.8:M → 距離で メッシュ→マージ→距離で
ちなみに2.8だと[自動結合]というオプションが増えています。編集モードで頂点を移動した後、指定した閾値の範囲の距離であれば頂点が1つにマージされます。これは割と便利。
頂点のマージ
2.7:Alt+M メッシュ→頂点→最初に選択した頂点に 最後に・・・
2.8:M メッシュ→マージ→最初に選択した頂点に 最後に・・・
ちなみにAlt+Mは[分離]に割り当てられています。ショートカットは変えんなよまじで。
3Dビューのソリッドビューでアンビエントオクルージョン
2.7:プロパティのシェーディンググループのアンビエントオクルージョンをON
2.8:シェーディングの右側のプルダウン→[キャビティ]をON
ビューポートでのAO適用も変わってる。これがまじでわからなかった。。。
3Dビューの裏面を表示しない
2.7:プロパティのシェーディンググループの[裏面の非表示]をON
2.8:シェーディングの右側のプルダウン→[裏面の非表示]をON
私は裏面が見えてほしくない派なのでこれ必須なんですが、プロパティのシェーディンググループのコマンドは
「シェーディングのプルダウン内にある」と思えばOKですね。まんま。
スムージングの指定
2.7:辺は、ツールシェルフのシェーディング/UV→スムース シャープ ボタン
面は、ツールシェルフのシェーディング/UV→スムーズ フラット ボタン
2.8:辺は、辺→シャープをマーク シャープをクリア
面は、面→スムースシェード フラットシェード
このあたりの変更点は可もなく不可もなく。でもモデル全体のスムージング設定に集中したい作業時はちょっと鬱陶しい。
レンダリングした画像を保存
2.7:F3 画像→画像を別名保存
2.8:Alt+S 画像→保存
F12キーでレンダリングした後に画像として保存するときのショートカットキーです。
これ使ってる人はあまりいないかな? 私は使っていたのであれ保存画面がでないぞ。ってなったので。
法線の向きを表示
2.7:[プロパティ]の[メッシュ表示]グループの[法線]
2.8:[ビューポートオーバーレイ]の[オーバーレイ表示]プルダウン→[法線]
[編集モード]限定です。
カーブ/メタ/サーフェス/テキストからメッシュ、メッシュ/テキストからカーブ
2.7:Alt+C
2.8:なし
なんと無くなっていました。
所感
受け入れちゃえばどうということはない。そりゃそうだろって感じでしょうけど。
あとはショートカットキーに慣れきってしまった手がいつ2.8系になってくれるか、にかかっています。
なんて言ってる間に2.9が出ちゃう!