【建築探訪】那珂川町馬頭広重美術館/隈研吾建築都市設計事務所
公共交通機関で行くにはちょっと大変だったので先延ばしにし続けていたのですが、どうにも気になってやまないので見学してきました。栃木県の隈建築です。那珂川町馬頭広重美術館におじゃま。
シンプルに木材でのルーバーをベースにガラスでの仕切り、伝統的な和風建築の再解釈と、隈氏の特徴が全部詰まった作品だと思います。
バスだと1時間も乗らねばならず、本数も少ないのでやっぱり車のほうがいいかも。
建物
外観は平屋の古民家のように慎ましい雰囲気。周囲の景観とも非常に相性が良いかと思います。
コンセプトは「広重の芸術と伝統を表現する伝統的で落ち着きのある外観」。
近づくとこれぞ隈研吾氏と言うほかない無数のルーバーで覆われています。素材は地元産の八溝杉だそう。よく見るとかなりボロボロに傷んでいるようでしたが大丈夫?
鉄骨の部分は根津美術館のアプローチとほぼほぼ同じ三角形のデザインを採用。
写真ではこのアングルが最も多いかと思います。竹と砂利に囲まれた美しい外観ですが、これは敷地内の裏側から見ることができます。
内部はロビーと、ロビーから見える展示スペースは撮影可能でした。この通路の和風のライティングがめっちゃ好みです。ここの床と壁も地元の特産だそうで、壁は烏山和紙、床は芦野石を使用とのこと。
こちらがロビー。奥手にも人がいますが、あちらはカフェ・レストランです。
入口に向かう通路。間にガラス壁が入るだけでだいぶ今っぽさが出ますね。カメラ持って見学している方も私の他に2名ほどいてました。さすが人気です。
最後に屋外にあったトイレを。これまでもがかっこよかったです。スチール板を折り紙のようにパキパキに折って造ったような。中は普通でしたけどね(そりゃそうだ)。
見学、撮影許可
撮影:外観はOK。内観はロビーホールだけOK。
見学:入場料を払う。
Logo mark is strong Ming-style typeface on a big plate.
ギャラリー
すべての写真をFlickrで見る。
建物概要
Nakagawa-machi Bato Hiroshige Museum of Art (那珂川町馬頭広重美術館).
Architect : Kengo Kuma and Associates (設計:隈研吾建築都市設計事務所).
Contractor : Obayashi Corporation (施工:大林組).
Completed : March 2000 (竣工:2000年3月).
Structured : Reinforced Concrete (構造:RC造、S造).
Costs : $ million (総工費:約億円).
Use : Art museum (用途:美術館).
Height : ft (高さ:m).
Floor : 1 (階数:地下1階、地上1階).
Owner : Bato Town (発注者:馬頭町).
Floor area : sq.ft. (延床面積:1,962.43㎡).
Building area : sq.ft. (建築面積:2,188.65㎡).
Site area : sq.ft. (敷地面積:5,586.84㎡).
Location : 116-9 Bato, Nakagawa Town, Nasu, Tochigi, Japan (所在地:日本国栃木県那須郡那珂川町馬頭116-9).
施設情報 (Admission)
営業時間:9:30 – 17:00 入館は16:30まで (Opening hours)
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は火曜日)。祝日の翌日(ただし土・日曜日は開館)。展示替え期間 (Closing day)
入場料:500円 (Admission fee)
アクセス (Access)
氏家駅からバスで行く場合。
【バス】東野バス 馬頭車庫行き
区間:氏家駅前 → 室町(旧馬頭役場前)
運賃:1,150円
時間:約60分
※2019年1月12日現在の情報。念のため公式サイトをご確認ください。
使用機材
ボディ:SONY α7Ⅱ
レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
レンズ:TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD
マウントアダプター:RAYQUAL NF-SαE
現像:Adobe Photoshop Lightroom
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