【建築探訪】多治見市モザイクタイルミュージアム/藤森照信
藤森ワールドにいちどはまってしまうともう抜けられないと噂の自然派有機建築物。最新作のひとつである彼の作品が多治見市にあるのでおじゃま。
モザイクタイル全国No.1の多治見市がタイルの良さや知ってもらったり、情報を発信するために造られました。
入口なんかも七人の小人が使用するようなデザイン、実際に少し小さめに作ってあります。なんとなくですがグリム童話とかが好きな方にはどストライクだと思います。
建物
タイルの原料の粘土山をイメージしたというニョキッモコッとした外観がクラウドのロゴマークみたいでなんともキュート。輪郭に草木をはいちしてちょっと毛の薄いオジサンの頭部みたいにするあたりもまたかわいさがあります。
入口も七人の小人が使用するようなデザイン。実際に少し小さめに作ってあります。
なんとなくですが、グリム童話とかが好きな方にはどストライクだと思います。
粘土や葉草をイメージしたかったのであれば藤森氏はハマり役ですから、見た目だけだと変だなあと思われがちですが、コンセプトや情報発信力としては抜群の力を発揮しきれていると思います。
階段室は全部土。くらい先にひとつの希望の光が見えるような魅せ方をしています。
よく見ると手すりにもタイルが使われていました。細かいですね。
4Fが一番きれいな展示場です。モザイクタイルのアートが中心。穴が空いていてそこにトルネード状(?)にデザインされたワイヤーに様々な形のタイルが付けられていました。天気がいいときはここから差し込む光がきれい。
ちなみに夏に行くとサウナ状態ですので注意。汗っかきの人はここに5分いただけで サウナ行ってきたんですか? というくらい汗ダラダラになります。
だから私の写真に人写っていないでしょう? みんな2分くらいで逃げるからです。(笑) 私ですか。私は10分ほどいたのでどうなったかはお察しください。
あと、行くといつも思うのですが、藤森氏の作品は来客の動線が一切重複しない作りなのでめちゃくちゃ混んでても窮屈な気分になることがなく、人がそんなにいる感じがしませんね。
何を当たり前なこと言ってるんだ。と思うかもしれませんが、それができていない建物が大半でして。
撮影許可
全館OKだったはず。念のため受付のお姉さんに確認してください。
Fujimori’s one of the latest works. Using natural materials, reusing old clashed porcelain.
ギャラリー
すべての写真をFlickrで見る。
建物概要
Mosaic Tile Museum, Tajimi (多治見市モザイクタイルミュージアム).
Architect : Terunobu Fujimori, AK-Sekkei Corporation, Ace (設計:藤森照信、AK設計、エース設計JV).
Contractor : Yoshikawa (施工:吉川組、加藤組、櫻井建設JV).
Completed : March 2016 (竣工:2016年3月).
Structured : Reinforced Concrete (構造:鉄筋コンクリート造).
Costs : $ million (総工費:約億円).
Use : Museum (用途:博物館).
Height : ft (高さ:m).
Floor : 4 (階数:地上4階).
Owner : Tajimi City (発注者:多治見市).
Floor area : 20,720 sq.ft. (延床面積:1925.02㎡).
Building area : 8,546 sq.ft. (建築面積:793.95㎡).
Site area : 38,307 sq.ft. (敷地面積:3,558.85㎡).
Location : 2082-5 Kasaharacho, Tajimi City, Gifu, Japan (所在地:日本国岐阜県多治見市笠原町字古御所2082-5).
施設情報 (Admission)
営業時間:9:00 – 17:00 入館は16:30まで (Opening hours)
休館日:月曜日(休日の場合は翌休日)、年末年始12/29-1/3 (Closing day)
入場料:300円 (Admission fee)
アクセス (Access)
【バス】東鉄バス 笠原線『東草口行き』または『羽根行き』 2番のりば
区間:多治見駅前 → モザイクタイルミュージアム
運賃:350円(平日の10-16時は200円定額になったはず。【路線バス】200円バス『多治見市内路線バス昼間運賃割引制度』 – 東鉄バス)
時間:約20分
※2018年11月12日現在の情報。念のため公式サイトをご確認ください。
使用機材
ボディ:SONY α7Ⅱ
レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
レンズ:TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD
マウントアダプター:RAYQUAL NF-SαE
現像:Adobe Photoshop Lightroom
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