【CG】地図で範囲選択するだけで3Dの街が立ち上がるOpenStreetMapを試す【Blender】

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前々から気になっていたので試してみました。タレコミとしては「地図上で範囲選択をしてImportボタンをポチっとするだけでその範囲の街の3DがBlenderに取り込めてしまうアドオン」ってことで、相当すごい。

私がやるきっかけになったのは、Google MapでスクショとってBlenderで下書きにしてモデリングすることがあるのですが、Cities: SkylinesのMOD向けにサッカースタジアムを作ろうとしたので、取り込んでそれなりの形状やスケールが作られているところからスタートしたほうが楽だと思ったからです。

やり方

Blender 2.79を使っていますが、2.80以降でも手順は同じです。

アドオンのダウンロード

OpenStreetMapのサイトにアクセス。規約などは一通り読んでおいてください。
blender-osm/wiki/Documentation by vvoovv – GitHub

最後の方にダウンロードURLが載っています。ドメインが変わりますが安心して大丈夫です。
blender-osm: OpenStreetMap and Terrain for Blender – gumroad

リンク先に飛ぶとblender-osmがあります。
ダウンロードにお金を要求してくるように見えますが、投げ銭タイプなので「$0」と入力して「支払う」ボタンを押せばダウンロードは出来てしまいます。私は同じエンジニアとして敬意を払わずにがいられなくなり$5支払いました。
blender-osm.zipをダウンロードします。解凍は不要。

Blenderのアドオン登録

Blenderを開き、メニュの[ファイル]→[ユーザー設定]を選択。

[アドオン]タブを開き、下部にある[ファイルからアドオンをインストール]ボタンを押して、blender-osm.zipを開きます。

Import-Export: Import OpenStreetMap(.osm)のチェックボックスをONにします。
.osmファイルを置くためのフォルダ設定が最低限必要です。「Directory to store downloaded OpenStreetMap and terrain files:」項目にてフォルダを選んでおきましょう。
(例)私はBlenderのインストール先がD:\Program Files\Blender Foundation\Blenderなので、なんとなく分かりやすそうな「D:\Program Files\Blender Foundation\OpenStreetMap」としました。
[ユーザー設定の保存]ボタンを押せば完了。

実際に地図から取り込む

ではBlenderで、いざ。
左側のツールのタブに[osm]という項目が増えています。

[select]ボタンを押します。ブラウザが立ち上がり、OpenStreetMap.orgのサイトが開かれます。

地図上で場所を決めたら[Show selection rectangle]ボタンを押します。

四隅の■をドラッグすると微調整できます。
[copy]ボタンを押します。success!ってでれば上手くコピーできています。

Blenderに戻りましょう。
[paste]ボタンを押すと、4つの緯度経度の座標値が更新されます。
ブラウザ側のOpenStreetMap.orgの[Coordinates]の4値と同じになったと思います。これでペースト成功。

あとは[import]ボタンをおします。10秒くらい待つでしょうか。

取り込めました。簡素な図形でしか取り込めませんが、形状とスケールは正しい建物の基本情報が得られました。
ここからモデリング開始すれば効率がいいかも知れません。

参考サイト

blender-osm を使ってみる – 金子邦彦研究室

管理人が読んだおすすめの建築本

    

1 thought on “【CG】地図で範囲選択するだけで3Dの街が立ち上がるOpenStreetMapを試す【Blender】

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