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マテリアル編集

　最後にマテリアルを作りましょう。安藤さん建築だとコンクリのマテリアルの出来栄え如何イコール作品の出来みたいなもんなので、慎重に作ります。またこのフェーズのためにググった画像を死ぬほど見ることになります。色んな角度や時間帯の変化でどう変化する素材であるかを可能な限り見極めます。

1. コンクリ

　アルベドマップは元々持っていたもの。
　ノーマルマップは複数作成します。
　・ピーコン（丸い穴ポコ）はノーマルマップを作って対応。
　・クラック（溝）もノーマルマップを作りました。
　最終的にはマテリアルエディタ上で2つのノーマルマップを合成。
　ラフネスマップは結構適当な感じ。ちょっとツルツルさせすぎたかな？　適当なほど良い感じになる。









2. フローリング

　フローリングは過去に紹介した『ランダム風フローリングを造る』のマテリアルを使います。インスタンス化してあるので色を少し編集します。


3. 窓ガラス

　ガラスはそんなにやりようがないので、みんな同じような設定に行き着くと思います。私はいつもこの設定でやってます。


4. 窓のフレーム

　写真からではなかなか見極められなくて苦戦しましたが、ややマットな黒スチールということにしました。バルミューダあたりの電子レンジの外形素材みたいなイメージです。

実はこんなもんしか使っていないんです。

あとはマテリアルを適用していきます。

太陽を自動で回転させる

　隙間から差し込む太陽光や、建物のパーツが生み出す影の存在というものは、安藤建築において最も重要な要素だとみなさんも思っていることでしょう。それはCG上で再現したとて重要であることは変わりなく、CGであるからこそあの感動を再現されるべき要素です。
　前置きは置いといて、太陽をゆっくり回転させることで、影の演出をしましょう。ブループリントでグルグル回る設定にするだけです。クオータニオンを知ってると楽ちん。

よし！　これでできた！

完成に続く。