【建築探訪】六町ミュージアムフローラ/横河設計工房
足立区は六町、住宅地のど真ん中に誰がこんな素敵な美術館があると思うでしょうか。六町ミュージアム フローラにおじゃま。
個人が建てられたミュージアムとのことですが、コンパクトながらもずいぶんと凝っています。
建物
住宅に紛れ込んで密かにたたずむところ。見た目は敷地いっぱいに建てられているように見えますが建ぺい率は40%台だったりします。最高高さも周囲に合わせて9mに抑えられているので、隣接する同じブロックの住宅以外はさほど気にならない風に作られているようです。
すり鉢状の屋根に沿って、屋上はほぼ全部芝生で覆われています。
展示会場は回遊式で、展示会場が大きく3構成となっています。外観からだいたい想像がつくかもしれませんけどね。
Image from 建物概要 – 六町ミュージアム・フローラ(公式)
庭園には1Fロビーのドアから行くことができて、中央部には人工池があります。石段をそのまま進むと階段に繋がり、2階のテラスに行くことも可能です。
ちなみに2階は別途展示スペース兼休憩所みたいになっていました。コーヒーは無料でした。
内観はコンパクトですが一団体が展示するには十分なスペース。この日はアートが施された扇子の展示でしたが、かなりの量で圧巻されました。
床は、ロビーはモザイクタイルでしたが、展示スペースはフローリングと細かいところに変化をいれています。
展示室の天井は木材ルーバーで放射状に配置されていて、端に行くほど高く設定されているためか寸法よりも広く感じます。
撮影許可
全館可能です。ただし受付の方に許可をもらいましょう。
今回は展示物が写り込んでも大丈夫とのことでしたが、展示会に依存する可能性があります。
なお、正直に建物目当てで来館した旨を伝えたところ、受付のおねえさんがバックヤードから新建築で掲載された号とか図面、施工中の写真や映像資料などなど、建築に関する資料を色々見せてくれました。優しい!
ギャラリー
すべての写真をFlickrで見る。
建物概要 (Architecture)
Rokucho Museum Flora (六町ミュージアム・フローラ).
Architect : Ken Yokogawa Architects & Associates (設計:横河設計工房).
Contractor : Shiratanikensetsu (施工:白谷建設).
Completed : April 2012 (竣工:2012年4月).
Structured : Steel frames (構造:WRC造+S造).
Costs : $ million (総工費:約億円).
Use : Art museum (用途:美術館).
Height : 29 ft (高さ:9.0m).
Floor : 2 (階数:地上2階).
Floor area : 5,380 sq.ft. (延床面積:499.85㎡).
Building area : 4,759 sq.ft. (建築面積:442.16㎡).
Site area : 10,752 sq.ft. (敷地面積:998.94㎡).
Owner : Shiroya (建主:しろや).
Location : 2-5-35 Rokucho, Adachi Ward, Tokyo, Japan (所在地:日本国東京都足立区六町2-5-35).
施設情報 (Visit)
営業時間:11:00 – 17:00 (Opening hours)
休館日:日曜日、月曜日。年末年始(夏展は日曜日、月曜日、火曜日。) (Closing day : Sunday, Monday.)
入場料:300円 (Admission fee : 300 yen.)
※2018年8月27日現在の情報。念のため公式サイトをご確認ください。
使用機材
ボディ:SONY α7Ⅱ
レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
レンズ:TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD
マウントアダプター:RAYQUAL NF-SαE
現像:Adobe Photoshop Lightroom