【話題】建築ビジュアライゼーションにおけるレンダラー利用調査2023。やはりV-Ray強し

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OAKさんのツイート経由で知りましたが、CGarchitectさんの方で毎年「建築ビジュアライゼーションで何のレンダラリングエンジンを使っているか」調査してくれているようで、今年の結果が2023年8月2日にリリースされていました。
  2023 Architectural Visualization Rendering Engine Survey Results – CGarchitect

疑問点

ちょっといろんな数字がよくわかっていないんですが、ご存じの方教えてください。

  • データが累計すると100%を超えるのですが、どう読めばいいのでしょうか?
  • multiple answersとかseveral choiceとか(複数回答のこと。)はどこにも書いてないようだし。

  • 市場規模が150,000人がちょっとわからない
  • 中国だけでMAX使いなんて3、400万人くらいいるとかって話を聞いたことあるし(中国によく出張に行く技術者の知人からの口話ですけど。)、酷家楽(クージャールー)という中国最大の建築関連ポータルサイトがあるのですが、利用者が1,500万人いて、そのうち3DCG技術者として登録しているのがたったの1割くらいで、レンダリングとか仕上げのチームが1割いたとしても(かなり推測)、少なく見ても中国人だけで建築ビジュアライゼーションでレンダリング使っているのは300万人とかいるはずなのですけどね。

所感

まあいいか。さて見てみると、

  • やっぱり今使っているエンジンとしてはV-Rayがダントツで、追加で検討しているエンジンはUE5がダントツという結果でした。やっぱりUE5は気にならないほうが、ね。
  • LumionとかUnityはだいぶ落ち込んでいる様相です。画がどうも操りにくいってのは私もあると思う。
  • Chaos VantageはV-RayのChaos Group社がリリースしたなんかUE5チックなアプリで、VRSCENE(V-Ray用シーンデータ)で開けるからV-Ray既存ユーザーにはまあ嬉しいかもしれません。
    UE5のPreviewリリースのちょっと前だったでしょうか。Vantageの前身である「Lavina」のときに私はいじったことがあるんですが、まじで全員UE5に乗り換えるのでは・・・(Chaos終了じゃないのか?)って震えましたが、これまでのV-Ray資産とか考えると企業レベルで言えばそんな簡単に乗り換えられないものですね。
    やっぱりUE5に移行しようとなればまずはPBRマテリアルの変換やら操作の教育から色々とチューニング等が必要(つまり移行コストが相当にかかる)ですから、V-Rayの世界観が素直にリアルタイム編集できてしまうVantageはまあ魅力的です。
  • CyclesというのはBlenderのことになりますが、ジワジワ増えていますね。私は嬉しい。

参考サイト

2023 Architectural Visualization Rendering Engine Survey Results – CGarchitect
株式会社OAK – twitter.com
酷家楽

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