【CG】もうひとつ日本庭園を裏庭に作りたい (1)【UE4】

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1つ目の日本庭園を作ってはや半年、勢いで作ろうと思っていた別のスタイルの日本庭園がありまして。ちょっと正式名称がわからないのですが、一言でいうと『龍安寺みたいな庭』――枯山水があるやつです。
前作のを『回遊式庭園』なんていったりするそうですが、今回のは『座観式』と言うはず。たぶん。

枯山水は適当に石を並べたりすると本当になんでもない庭で終わってしまいますので、本当は石の配置などすべてにストーリーを載せるべきですが、まだまだその域には達していない(一生できなさそう。)ので、自分が何となく気持いいと感じる雰囲気で作ってみます。

つくってみよう

作りたい理由のひとつに近所で撮影した白玉砂利の画像に、Parallaxを設定したマテリアルを使いたいってのもありまして。

あと当時スケッチをしたのですが残っていたので紹介。恥ずかしい。こんな感じにしようと思っています。構想自体は2019年12月だったんです。

動画版

1.敷地造成

作りたい範囲を壁で囲ってしまいます。25×15mくらいでよいでしょうか。

2.苔のレイアウトを決める

次に苔を作っていきます。基本的にはBlenderで作った苔台メッシュをポンポンと並べていくだけにしました。
これはスケッチどおりになるようにスケールを変えつつ、大小・高低がつくように置きましょう。

ここでマテリアルにちょっと一工夫します。
よく見ると、苔台と地面に近い部分は明度が低い(または土が見えている)ので、そういうマテリアルに改造しておきます。
アルファマスクみたいなマップを別途作って、ベースカラーに掛けていきます。
やっぱり印象が違います。

3.石を置く

一番緊張感のある作業になりそうです。石並べ。
ストーリーはやっぱり思いつかなかったのですが、手前に1つ婉曲した石を置いて、イルカみたいな? プロミネンスみたいな? イメージで動きを感じる石を一番目のつくところに配置。
東側の方には、山のような印象の石を並べてみます。
これらの石はEpicさんの無料公開コンテンツCave Cityにあるメッシュです。

あとはいくつか石をおいていきましたが、苔台どうしのつなぎ目を隠したりする目的で置きます。

素人仕事なりに意味とか世界観をもたせると、なんにも考えないときよりも心なしか満足感がでてくるもんです。

3.松の木を並べる

アクセントとして樹木を置きましょう。やっぱり松です。

4.植栽や置物をいくつか配置

訪問したり、写真集などの情報の限りではきれいに苔が表現されることが望まれて、草木が生い茂っている状態はよろしくないようです。
いかに美しく苔を養生しているかが見せ所なのだと理解しています。

あとは灯籠なんかも置きたい。ということで苔台の上にちょっと傾けて設置。メッシュはこのサイトでは毎度おなじみ3dsky.orgの素材を使わせてもらいました。

さらに苔を生やしたいのでペイントモードでヌリヌリしています。
灯籠に対し狙った位置に苔を生やす方法は先日紹介した方法で簡単にできます。

【CG】思ってたよりも倍の倍便利。『ペイント機能』で狙った位置に苔を生やす【UE4】

5.蔵と生垣で壁代わりにして移動範囲確定

さあここまで作ったのですがちょっと困ったことがあります。操作する人がどこまでも行けてしまう場所が2か所もあります。そこで障害物を置きます。
画面下側に生垣を、西側に蔵を置くことにしました。

蔵ですが、地元にもよくある建物でして、なんとなくデザイン的には知っている気になっていたのですが、いざ作るとよくわからないものですね。
つまり白いチェック柄(=なまこ壁)と重そうな窓くらいしかまともに見てなかったことが今わかりました。とはいっても造り方は結構たくさんありまして、過去の写真やググった画像でどういうデザインにするか決定していきます。
2階建てで、1階が全部なまこ壁、2階にシンプルなFIX窓があるタイプにしてみました。
外壁テクスチャも3dsky.orgの素材を使わせてもらいました。

このあたりで一旦休憩。次に続きます。

ここまでの成果物

UE4のシーケンス機能を使って、4K解像度でレンダリングしたものです。

参考サイト・使用アセット

生垣は昨秋に北鎌倉で撮影させてもらった竹の生垣をテクスチャで起こしてみました。オパシティマスクで部分的に隙間を作ると割といい感じになります。
ノーマルマップ、アルファマップはアルベドマップから自力で起こしました。

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