【建築探訪】Museum李朝cafe&gallery/-
あけましておめでとうございます。本年もゆるりとおじゃまさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、おそらく去年一おじゃましてアガった建物だったなあと思い出すMuseum李朝cafe&galleryさんです。本当に最高だったんですよね。
建物自体は知っていて嵐山に行ったときはほぼ必ず通っていた道です。全然気づかなくてもったいなかったなあと。「右手にぽっかりと空地がある通りだ」と言えば「ああ、あるね!」なんて思う人も多いかもしれません。
こちらのギャラリー、展示物ももちろんですが庭がとにかく美しいんです。というのもアメリカの専門誌「数寄屋リビングマガジン JOJG, The Journal of Japanese Gardening(ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング)」100選にて15位にランクインしている世界的にも評価されている庭なのです。15位なのに何がすごいのかというと、個人運営で唯一ランクインしている点がすごいわけです。なお2022年の最新のランキングでは17位でした。
入場料は1,000円で、正直高いかもしれません。庭でそんなテンションあがるんだ? とか思うかもしれませんが、建物内もすごい。どう見ても貴重な逸品であると理解でる李朝の骨董品や作品があちこちに展示されているのですが、かなり自由に見学させてもらえます。撮影もOK。普通に親戚のおじさん家に来たかのようなノリで貴重な物を見物できる場所ってなかなかないと思います。
李朝陶磁器・民芸陶器専門のギャラリー。NPO法人 Museum李朝が運営。貴重な作品が数多く展示されていて、何と言っても建物含めて館長のあらゆるセンスが最高だと思います。
松尾芭蕉ゆかりの落柿舎前に佇む李朝陶磁器・民芸陶器専門カフェ&ギャラリー。建物は和洋のエッセンスを取り入れた数寄屋建築で、庭には李朝石像を配置していて和韓両式の室礼を感じることができます。敷地内にカフェもあるのでゆっくり散策、見学することをおすすめします。
嵐山・奥嵯峨の気候を楽しめる春期と秋期に限定して開館しているのでご注意を。
建物
外観。数寄屋の伝統的なスタイルで周囲にとても溶け込んでいます。そんなこともありこれを見て「ああー、あの建物ね! ギャラリーだったの!」ってなる方も多いかもしれません。私もその1人です。
玄関アプローチがもうたまらなくて。手入れも完璧で素人でも素晴らしいと感激すること必至です。
2階洋室がまた素晴らしい。
2階茶室。入れませんが覗くことはできます。このスペースでゆっくりお茶してみたいものです。
1階和室は足柵があって普段は入れないようにされているようでしたが、この日は人も少ないこともあり見学させていただけました。ありがとうございました。展示してある茶器に至近で見学させてもらえます。
噂の庭園。コンパクトですがあまりにも綺麗でしばし見続けてしまいました。
石像や蔵もあり、もみじもちょうどいい色付きをしてくれていました。
蔵の中にも作品がぎっしりと取り揃えられていてじっくりと見てしまいました。
見学、撮影許可
見学:○ 外観:無料で可能。内部:入場料を払う。
撮影:○ 外観、内観ともに可能。
ギャラリー
建物概要
Museum Lee Dynasty cafe and gallery (Museum李朝cafe&gallery).
Designed : (デザイン:).
Architect : (設計:).
Constructor : (施工:).
Completed : (竣工:).
Structured : Timber (構造:木造).
Use : Museum (用途:美術館).
Height : ft (高さ:m).
Floor : 2 (階数:地上2階).
Site area : sq.ft. (敷地面積:㎡).
Building area : sq.ft. (建築面積:㎡).
Floor area : sq.ft. (延床面積:㎡).
Location : 20-4 Saga-ogurayama-donomae-cho, Ukyo-ku, Kyoto City, Kyoto, Japan (所在地:日本国京都府京都市右京区嵯峨小倉山堂ノ前町20-4).
Owner : (発注者:).
Costs* : million USD (総工費:約億円). *USD/JPY=100.00
Awarded :
施設情報 (Admission)
【営業時間】11:30 – 16:30 (Opening hours)
【休館日】月曜日。月曜が祝日の場合は翌日が休館日 (Closing day)
【入場料】1,000円 (Admission fee)
アクセス (Access)
JR京都駅から電車で行く場合
●電車
JR山陰本線 京都駅→嵯峨嵐山駅 –下車→ 徒歩14分
【時間】17分+14分
【運賃】240円
【駐車場】○ 3台。 (vehicle parking)
【駐輪場】× 無し。 (bicycle parking)
詳細は公式サイトをご参照。
COVID-19 新型コロナウイルス感染症関連情報 (2023/1/9現在)
アルコール消毒。マスクの着用。入館記録表への記入。
詳細は公式サイトをご参照。
使用機材
ボディ:SONY α7Ⅱ
レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (Model A012)
レンズ:TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)
マウントアダプター:RAYQUAL NF-SαE
現像:Adobe Photoshop Lightroom