【UE4】Movie Render Queueプラグインで8K解像度の画像を出力して、8K 60fps動画にする【VEGAS】
4.25から実装はされている本機能ですが、現状はMovie Render Queueがベータ版ということもありポストプロセスに十分に対応してくれていないようで、思った画が出ていない気がしますが高画質化に挑んでみました。
ライティング結果がひどいのは私のせいです。
やってみよう
Movie Render Queue自体は画像を出力するだけなので、別途動画編集ソフトが必要です。各自ご用意を。
私はVEGAS PRO 17 Editを使用します。VEGASシリーズは個人的にすごい気に入っていてもう10年くらい使っています。過去のサッカー動画の制作も全部これでした。定価45,000円と高価ですが、2か月に1回くらいの頻度で80%OFFセールをやっているので、その時を待てば実質10,000円で入手できます。
動画版
1.UE4:Movie Render Queueを有効
この機能はプラグインなので、プラグインから有効にします。
メインメニュの[編集]→[Plugins]を開いて[Movie Render Queue]をONにします。UE4エディタを再起動。
備考:4.26の場合は[Movie Render Queue]と[Movie Render Queue Additional Render Passes]の2つを有効にします。
2.UE4:準備
Level Sequencerを新規追加して、いつもどおりにシーケンサーで一通り動画を作ろうとします。
3.UE4:レンダリング実行
メインメニュの[ウインドウ]→[シネマティクス]→[ムービーレンダーキュー]を選択するとウインドウが出てきます。
4.25だと、ドッキング不可です。×
4.26だと、ドッキング出来ます。○
レンダリング開始です。
あとは放置するだけ。でしたが、4時間弱かかりました。
この時点でフォルダのファイルサイズが80GBくらいになっています。あ~。
4.VEGAS:編集する
使用しているのはVEGAS PRO 17 Editです。
予めオプションで設定変更しておくと楽です。
[ツール]→[オプション]で開いて、
[]タブの[]を0.016にする。
次に8K画像を6800枚ぶっこみます。
画像を全部選択して、タイムラインに放り込めば終わり。
まあ要らないシーンは除去とかをしましょう。最初と最後に無駄なカットが入っていることが多いですし。
5.VEGAS:レンダリング
「VEGAS 17って8Kレンダリングできんの?」って私も思ってたんですが、出来ます。
AVC/HEVC/AACだけに実はプリセットがあります。
平均ビットレート50Mbpsですって! すごい世界観です。
ちなみに現時点ではCPUレンダリングだけです。
さてレンダリング開始。10秒の動画のレンダリングに2分くらいかかりました。これは強敵だ。
ファイルサイズですが、1秒に500MBくらいでした。もうわけわかんないですね。
完成
できました。8K解像度です。でもこの解像度のモニターがないんだよねえ。
参考:私のPC
CPU:Intel Core-i7 9700
RAM:32GB
GPU:NVIDIA GeForce RTX 2060 6GB