【建築探訪】旧華頂宮邸/-

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 フジテレビ系で放送されていたドラマ『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』の主人公:モンテ・クリスト・真海(=柴門暖)のお屋敷ということでおじゃま。いやあ私がドラマをリアルタイムで全話を見るなんて20年ぶりくらいかなと思います。しかもこんなやってロケ地巡礼というスーパーミーハーみたいなことまでしてしまうとは! でもめちゃめちゃ面白いドラマでしたね。本当にたまたま1話、2話と観たらもう止まらなかったんです。

 この建物は旧華頂宮邸(きゅう・かちょうきゅうてい)といいます。
 場所ですが、神奈川は鎌倉市、鎌倉駅の東側にある観光名所の報国寺をさらに奥にちょっと直進したところ。こっち方面に来た人の95%は報国寺に行くので急に不安になりますが安心してください。気を確かに持ち、3分ほど直進します。するとお屋敷は確かにありますが、本当に誰もいません(笑) もっと不安になる。入っていいのか? とココに来て思う。
 大丈夫です。見学は自由で無料。ただし庭園のみです。
 内覧できるのは春と秋の年2回だけだそうです。そのため内部を見たいのであれば2018年10月6日(土)、7日(日)まで辛抱です。
Gate of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)

 庭園の奥まで行くと、『無為庵(むいあん)』という純和風住宅があります。ここは入れませんでした。ただし上記の内覧可能日には玄関まで入れるそうなので行ってみたいですね。

Gate of Muian (無為庵)

 ちなみに玄関前で「新海さーん! 土屋さーん!」と読んでも誰も出てきませんので(笑)

建物

 ハーフティンバースタイルの美しい洋風建築。設計者、施工業者は不明でした。(鎌倉市公式。)
 ハーフティンバー様式というのはざっくりいうと、梁と筋交(日本住宅で言う木材での縦・横・斜めの骨組み。)がむき出しになっていて、壁に相当する部分はモルタルとかで施工する方法。だから”ハーフ(半分)”+”ティンバー(木材)”です。
 ググると「主に中世イギリスで…」との解説が多いですが、個人的にはドイツのロマンティック街道地域のイメージです。長谷部選手の試合を観戦しに行ったアウグスブルグとかはこのスタイルの建物があったのです。(…と思ってアルバムを見返してみたらハーフティンバーの家がの写真が1枚もなかった。シンプル勘違いしていたか?)

 元は皇室の華頂博信侯爵のご自宅として建てられたとのことで、敷地も4,500㎡とそこそこ広い公園レベルです。しかも手入れも素晴らしい。

Full view of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)

Terrace space of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)

 ドラマで赤ちゃん(安堂完治)が埋められたとかでよく登場するマリア像は、庭の奥から見て右手のところです。

 外壁に使われる木材はいいとしても、建具の痛みは相当で開けようものならそのまま壊れてしまいそうでした。部分外壁として煉瓦が使われていますがこの煉瓦やモルタル壁は良い状態です。

Upward view of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)

 屋根は昔の邸宅で見るような銅板葺きですが、鼻隠しから軒裏にかけてのデザインもこだわりがあって面白かったです。
Fascia board of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)

 窓から内部を見ましたがかなり傷んでいる様子で、たしかに大人数が押し寄せて壁だのにカバンがぶつかったりし続けたらあっという間に危険な状態になりそう。大切にしたいですね。
Door of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)

アクセス

バス
鎌倉駅東口のバスターミナルから浄妙寺まで行きます。駅出て右に曲がったすぐそこです。これがめっちゃ混んでいる。
 京急バス 鎌23、鎌24、鎌36
 鎌倉駅 → 浄妙寺
 時間:8分
 運賃:200円

徒歩
Google Mapsで普通に検索するとバスか徒歩のルートが出て、徒歩は45分かかるという見た瞬間にバスかタクシーしかないだろうと追い込まれますが、歩いてみたら20分くらいで行けました。ときどきおちゃめなGoogleさんのドッキリでした。

The magnificent house was build for Marquis Hironobu Kacho(華頂 博信) in 1929. The building is one of the largest Western-style prewar in Kanagawa Pref.


ギャラリー

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  • Gate of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • Details of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • Terrace space of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • Fascia board of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • Lantern of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • Exterior view of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • Lantern of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • Exterior view of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • Window of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • Details of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • The facade of side view, Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • Upward view of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • Door of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • Window of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • Terrace space of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • Gate of Muian (無為庵)
  • Full view of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)
  • The facade of Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸)

リトルプラネット(パノラマVR)


建物概要

Former Residence of Marquis Kacho (旧華頂宮邸).
Architect : (設計:).
Contractor : (施工:).
Completed : 1929 (竣工:1929年).
Structured : Half Timber (構造:半木骨造).
Costs : $ million (総工費:約億円).
Use : Residential (用途:住宅).
Height : ft (高さ:m).
Floor : 3 (階数:地上3階).
Owner : (発注者:).
Floor area : 6,219 sq.ft. (延床面積:577.79㎡).
Building area : sq.ft. (建築面積:㎡).
Site area : 48,437 sq.ft. (敷地面積:4,500㎡).
Location : 2-6-37 Jomoji, Kamakura City, Kanagawa, Japan (所在地:日本国神奈川県鎌倉市浄明寺2-6-37).


使用機材

SONY α7Ⅱ
Tamron SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
Tamron SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD

Adobe Photoshop
Adobe Photoshop Lightroom
   

参考サイト


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