【建築探訪】アルモニーアンブラッセ大阪(チャスカ茶屋町)/安藤忠雄建築研究所
安藤さんが設計した都市型ホテルということでおじゃま。大阪は梅田のすぐ東にある賑わいのエリア、茶屋町に建つ建物です。
外観は低中層は書店の丸善さんで、上にちょこんと乗っている三角柱のところがホテルです。
建物
バブル時代にキャリア全盛期を迎えたものの、時代が変わりシンプルな依頼ばかりで退屈していたところに、久しぶりに思い切ったのをデザインしてくれと依頼を受けて気合入れて造られたのかなという感じの内装デザイン。デザインも安藤さんなんだっけ? ちょっとこういうイメージなかったのでそう思いました。部屋タイプは数種類あり、ここは一番お手頃な値段で泊まれる『プティトリアノン』。インテリアデザインについて後日調べたのですが出てこないのでわかりませんでした。
外観から伺えたとおり部屋は三角形。一番奥にバス・トイレがあります。
1辺はすべてガラスとなっていて、しかもベランダに出れます。ベランダにはちゃんとベンチとテーブルが備わっているのでゆっくり夜景を見学できるようになっています。
しかし外に出ると向かい側のマンションの住人の生活が丸見えなのでありまして、ということはこっちも丸見えなのです。…ということで実質的には窓の半分―グランフロントと大阪駅が見える方の窓しかカーテンは開放できませんでした。お互いに気を使いますね。この写真の右端にちょっと写っている建物がマンション。
バス、トイレはリゾートホテルのようなデザインで当然綺麗です。床はタイルで壁はガラス張り。アメニティは驚くほどにてんこ盛りでどうすんねんというくらいの量です。石鹸はすごくいい香りでグリーンティのようなアジアンテイストが良かった。ただしお湯が出るまで3、4分くらいかかる。
カギはでっかい仕様。電子タバコのIQOSくらいのサイズ。演出なのだと思いますが外出するときにポケットがかさばります。しかもオートロックではないので自宅を出るときのように鍵が閉まっているかガタンガタンとドアノブを回して引いて確認しなければなりません。こういうコンセプトはリゾートホテルでお願いしたい。都市部のホテルであればスマートにキメたいです。
とまあちょっといい感じのレポートではなくなってしまったような印象を受けてしまうかもしれませんが、お値段相当かなと思います。だって最も高い日はアパホテル肥後橋で18,000円とかですからね。
注意したいのはドア部分は段差があるのと通路幅が狭いので、車椅子の方は実質利用不可だと思います。
アクセス
大阪駅または梅田駅を北東に5分くらい歩くと茶屋町という賑やかな場所があるので、東に少し進むと丸善があります。そこです。
ギャラリー
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建物概要
Harmonie Embrassee Osaka (アルモニーアンブラッセ大阪).
CHASKA CHAYAMACHI (チャスカ茶屋町).
Architect : Tadao Ando (設計:安藤忠雄建築研究所).
Contractor : Kajima Corporation (施工:鹿島建設).
Completed : April 2010 (竣工:2010年4月).
Structured : Steel Reinforced Concrete (構造:SRC造).
Costs : $ million (総工費:約億円).
Use : Store, Hotel (用途:店舗、宿泊施設).
Height : 329 ft (高さ:100.55m).
Floor : 23 (階数:地上23階、地下2階).
Floor area : 261,665 sq.ft. (延床面積:24,309.55㎡).
Building area : 20,418 sq.ft. (建築面積:1,896.93㎡).
Site area : 28,741 sq.ft. (敷地面積:2,670.14㎡).
Owner : (建主:).
Location : 7-20 Chayamachi, Kita Ward, Osaka City, Osaka, Japan (所在地:日本国大阪府大阪市北区茶屋町7-20).
使用機材
Nikon D600
Tamron SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
Tamron SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD
Adobe Photoshop
Adobe Photoshop Lightroom
参考サイト
- www.chaska-chayamachi.com/outline/index.html
- www.osakanight.com/skyscrapers/database/profile.cgi?page=…
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