【建築探訪】JR岐阜駅北口駅前広場/テイコク

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ぎふメディアコスモスに行った日の帰り、もう暗くなってしまったので夜景でも見ようかなと、近くの岐阜シティ・タワー43の展望台へ。ひときわ岐阜駅の存在感に目をひかれました。夜しか撮影していませんが、十分に満足いくこと間違いなしです。

2001年1月から着工し、2008年9月竣工と7年もかけた大事業です。
北口開発プロジェクト全体としてみると、JR高架事業全線高架化の完成が1996年2月とのことなので、ここから起算して2012年8月に岐阜スカイウイング37の完成までをプロジェクト完了とすると、実に16年もかけていたことになり、壮大な事業だったことが伺えます。
再開発により駅の南北はシームレスになり、バスターミナルの整備もありで、交通の利便性もよくなったのではないでしょうか。実際賑わっていたように感じましたし、駅の南北や、バス乗車、ホテルへの移動はかなり楽な印象でした。

2021年5月17日追記
駅前広場の緑の基本コンセプトは「杜の駅」とのことで、駅の中央部にある「やすらぎの里」と銘打った緑地帯は見事で、そこだけ日本庭園にきたかのような仕上がりです。

中央には「信長ゆめ広場」というスペースがあり、市民が様々なイベントを催すことが出来るようになっています。ステージや階段席も設けられていて、照明、音響設備も整えられているので市民と寄り添うようなしかけもよく考えられています。このあたりは今っぽい考え方で好感が持てます。

夜のライティングもきれいで、日本有数の広さとなった駅前広場ですが、歩いてみると迷うことはまず無いと思います。それは動線を明確にする工夫がなされているからで街と駅をうまくつなぐことに成功しているためでしょう。


Image from 岐阜市

外観

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  • Gifu Station, north plaza on footbridge (岐阜駅北口駅前広場)
  • Gifu Station, north plaza on footbridge (岐阜駅北口駅前広場)
  • Facade of Gifu Station, north plaza (岐阜駅北口駅前広場)
  • Exterior view of Gifu Station, north plaza (岐阜駅北口駅前広場)
  • Aerial view of Gifu Station, north plaza (岐阜駅北口駅前広場)

岐阜和傘をイメージした屋根だそうです。

Photo by ぎふのお土産マップ

使用機材

Nikon D600
Tamron SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
Tamron SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD

Adobe Photoshop
Adobe Photoshop Lightroom
   

建物概要

Gifu Station, north plaza (岐阜駅北口駅前広場).
Architect : Teikoku International Corporation, Nikken Sekkei Civil, CTI Engineering (設計:テイコク[旧:帝国建設コンサルタント]、日建設計シビル、建設技術研究所). 2021年5月17日追記
Constructor : Sumikei-Nikkei Engineering (施工:住軽日軽エンジニアリング).
Completed : October 2008 (竣工:2008年10月).
Structured : (構造:).
Costs : $105 million (総工費:約105億円).
Use : Plaza (用途:公園、広場).
Height : ft (高さ:m).
Floor : 2 (階数:2階).
Floor area : sq.ft. (延床面積:㎡).
Site area : 285,243 sq.ft. (敷地面積:26,500㎡).
Location : 1 Hashimotocho, Gifu City, Gifu, Japan (所在地:日本国岐阜県岐阜市橋本町1).

参考サイト

岐阜駅北口駅前広場 – 岐阜市
岐阜駅北口駅前広場 – 近田玲子デザイン事務所
実績紹介 – 住軽日軽エンジニアリング
岐阜和傘 – ぎふのお土産マップ
岐阜駅北口駅前広場におけるペデストリアンデッキ及び大屋根設計 – 日建設計シビル 2021年5月17日追記

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