【話題】『吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる』が東京都現代美術館で開催中。6月19日(日)まで

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大学セミナーハウス(1965年)などが代表作の戦後復興期から1980年まで活躍した建築家『吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる』が東京都現代美術館で開催中です。
吉阪隆正氏(よしざか たかまさ, Takamasa Yoshizaka:1917-1980)は東京出身。

「考現学」の創始者として知られる今和次郎や近代建築の巨匠ル・コルビュジエに師事し、人工土地※の上に住む住宅《吉阪自邸》、文部大臣芸術選奨(美術)を受賞した《ヴェネチア・ビエンナーレ日本館》、日本建築学会賞を受賞した《アテネ・フランセ》、東京都選定歴史的建造物に指定された《大学セミナー・ハウス 本館》などを手掛け、コンクリートによる彫塑的な造形を持った独特の建築で知られています。

“建築というものは、世界で相互理解するための一つの手がかりではないだろうか”―吉阪隆正の講演より

一方で、建築だけにはおさまらない領域横断的な活動に取り組み、地球を駆け巡ったその行動力から、建築界随一のコスモポリタンと評されてきました。本展サブタイトル「ひげから地球へ、パノラみる」は、吉阪による造語を組み合わせたものであり、地域や時代を超えて見渡すことなどを意味する“パノラみる”と、自身の表象であり等身大のスケールとしての“ひげ”、そして個から地球規模への活動の広がり、という意味を込めました。本展は吉阪隆正の活動の全体像にふれる公立美術館では初の展覧会となります。

早速見てきましたが、非常に楽しめました。
とても哲学的で、建築を考えるにあたって今まで新しい観点とかアプローチとか。

“発見のための視点と視野 実現のための手段と工夫 どれがいいのか それをみんなでみつけよう”
吉阪隆正の言葉より

このとおりでした。個人的には最後の都市計画の考え方のブースに食いついて長居してしまいました。このブースだけ展示を2回ずつ見ました。

展示会情報

吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみ
【期間】2022年3月19日(土)-6月19日(日)
【料金】1,200円
【撮影】可能。会場全体を撮るような構図はOK。作品個別に撮影はNGでした。

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