【建築】角川武蔵野ミュージアム/隈研吾建築都市設計事務所

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隈氏の国内作品はミニマルで控えめであり、海外では思いっきり暴れていらっしゃる印象で、国内では氏の”すんごいやつ”ってのは見ることはないのかなあ(みたいなら海外行くしかないか。)なんて思っていたのですが、すんごいのができました。石をドーンって!

最近隈氏の著書『点・線・面』って本を偶然読んでいまして、「重いヴォリュームは一番ダメだ」「軽やかにするために石でさえ線にして(隙間を作ったりして軽くする)」ってくどい程に言ってたじゃないですか! って言いたくなるくらいの超重量級な見た目の作品です。隈さんの新境地?

石の美術館(2000)以来(?)の本格的堅牢作品。いやスコットランドのやつ以来? 私だけかもしれませんが、今、頭の中が「???」だらけなのです。国内の隈建築の大半を実際に見て・感じてきた自分にとってはこの石は衝撃でした。いや私が勝手に彼を木材の魔術師と思ってただけなのかもしれないのですが。

場所は意外にも埼玉県所沢市。
なんでここ? って思う方も多いでしょうが、元々はCOOL JAPAN FOREST構想における周辺環境整備という国の地域再生計画の一環で、所沢市はKADOKAWA社とタッグを組み、東所沢駅の西側の旧所沢浄化センター跡地約40,000㎡を「ところざわサクラタウン(当初は「(仮称)所沢観光情報・物産館」)」として、書籍製造・物流工場、オフィス、イベントホール、ホテル、ブックストア、ショップ、レストラン、神社複合文化ミュージアムと多岐にわたる施設から成る文化発信基地にしようという大きなプロジェクトです。で、隈氏他がアドバイザリーとして参加していて、先述のうち太字の施設は隈さんがデザイン監修をしているとのこと。実施設計、施工は鹿島建設さんです。
そんなところざわサクラタウンは2020年6月6日にオープン予定だったそうですが、コロナの影響で順延。そして8月1日にプレオープンしたとのことでおじゃましました、というわけです。なおグランドオープンは2020年11月6日(金)。

入場料は1,600円と美術館としては強気な値段設定。森美術館の次くらいに高いかな? ちなみに美術展示と図書室に入ることが出来るようになります。そうです、なぜか図書室は無料ではありません。

めっっっちゃプチ情報ですが、スタッフの制服のデザインは有名アパレルのBEAMSが担当しています。

建物

とにかくインパクトが大きすぎる石の砦。まさに砦です。隈氏は新しい悟りを開いたのでしょうか。
隈氏本人もインタビューで『最高の作品になるかも」と言っていますし、手応えは十分のようですし。

50~70kgの岩を20,000枚も貼り付けているとのこと。総量1,200トンの花こう岩は中国山東省のもので、あえて粗く削っているそうです。海外作品だとたまに石の外壁とかを使っている印象ですがどうでしたっけ。

入口は2箇所のようで、かなり狭かったです。

石は60x40cmくらいでタイルのように貼りまくっています。内外合わせて20,000枚とは驚きです。写真で見ても分かる通り1枚がかなり小さいのがわかります。

水辺は石張りで子供も水遊びができるようになっています。午後になると建物がちょうどいい影になってくれるので、とくに水辺に人が集中していました。こういうとき子供が羨ましいですね、大人だって足くらい付けて冷やしたいんですが、なかなかそうもいきません。
ちなみにこの画像の建物の窪んでいるところがカフェ入口です。満席。

周囲にさくらテラスがありますが、それはまた別の日に。

値段が高いのはもうこういう仕事柄諦めていますが、それにしてもどうして美術鑑賞するだけで個人情報+クレジットカード情報までを提供しなければならないのかが疑問でして。私は同意できなかったので登録直前で中断して退散。
内観は他の方に任せて、グランドオープンを待ってみましょう。

見学、撮影許可

見学:入場する。
撮影:外観は可能。内観は撮影禁止エリア以外は可能。
公式サイトに撮影に関する説明があります。

ギャラリー

  • Exterior view of Kadokawa Culture Museum (角川武蔵野ミュージアム)
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  • Full view of Kadokawa Culture Museum (角川武蔵野ミュージアム)
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  • Exterior view of Kadokawa Culture Museum (角川武蔵野ミュージアム)
  • Exterior view of Kadokawa Culture Museum (角川武蔵野ミュージアム)
  • Exterior view of Kadokawa Culture Museum (角川武蔵野ミュージアム)
  • Exterior view of Kadokawa Culture Museum (角川武蔵野ミュージアム)

建物概要

Kadokawa Culture Museum (角川武蔵野ミュージアム).
Designed : Kengo Kuma & Associates (デザイン:隈研吾建築都市設計事務所).
Architect : Kajima Corporation (設計:鹿島建設).
Constractor : Kajima Corporation (施工:鹿島建設).
Completed : April 2020 (竣工:2020年4月).
Structured : Steel frames (構造:鉄骨、鉄筋コンクリート造).
Use : Art museum (用途:美術館).
Height : ft (高さ:m).
Floor : 5 (階数:地上5階).
Floor area : 129,166 sq.ft. (延床面積:12,000㎡).
Building area : sq.ft. (建築面積:㎡).
Site area : sq.ft. (敷地面積:㎡).
Location : 3-31-3 Wada, Higashi-Tokorozawa, Tokorozawa City, Saitama, Japan (所在地:日本国埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3).
Owner : Kadokawa Culture Promotion Foundation (発注者:公益財団法人角川文化振興財団).
Costs* : million USD (総工費:約億円). *USD/JPY=100.00
Award 受賞歴 :

施設情報 (Admission)

【営業時間】9:30 – 16:30 (最終入館は16:00まで) (Opening hours)
【休館日】火曜日 (Closing day : none)
【入場料】1,600円 (Admission)

アクセス (Access)

JR東所沢駅から徒歩約10分。

詳細は公式サイトをご参照。

使用機材

ボディ:SONY α7Ⅱ
レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
レンズ:TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD
マウントアダプター:RAYQUAL NF-SαE

現像:Adobe Photoshop Lightroom
   

参考サイト

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