【話題】大阪新美術館のコンペの最優秀案は遠藤克彦建築研究所
大阪市の中之島付近、大阪市立科学館の北側にでっかい駐車場+空き地があるのはご存知かと思いますが、あそこに「(仮称)大阪新美術館」ができます。2021年度中の開館を目標としています。
この美術館設計のコンペ結果が2017年2月9日に公式に発表されていましたのでご紹介。(遅いけど。)
「(仮称)大阪新美術館」の公募型設計競技において最優秀案を決定しました [2017年2月9日] – 大阪市
最優秀案
遠藤克彦建築研究所。
コンセプトはさまざまな人と活動が交錯する都市のような美術館。
イメージパース
ここ数年の大規模美術館のキーワードとも言える「開かれた美術館」となっているようです。 地上階はレストランとカフェが1店舗ずつ入る様子。隣の建物とはブリッジをかけてで行き来しやすいようにするみたいなので、人々の通る場所や集まる場所としても十分か?
外観
外観は『でっかい黒い箱』。素人みたいな意見だとここまで真っ黒で反射もしなさそうな素材で覆われた箱がドカンとあると、ちょっと怖い気もする。しかしここ10年くらいのトレンドでもあった『とにかく全面ガラス張りにすりゃあいいじゃない』みたいな見飽きたデザインよりはずっと期待値が高いです。
内観
内部への光は十分。断面図を見るとわかりますが中央はくり抜かれた感じになっていて天井は北向きののこぎり形トップライトを採用しているの光は自然採光でそれなりに入りそう、換気は十分。
3階は完全なボックスですが、美術館利用の4、5階は窓がありますから景色を見ることも出来ますね。この窓は麻の葉模様のスクリーンになっていてアクセントになっているようです。
展示室はシンプルですね。