【VR】複数人が参加できるVRコンテンツを5分で公開しよう~準備するのはglTFファイルだけ~

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モデルは用意できてるんだけどなあ、とにかく速攻で多人数で参加するVRコンテンツを用意したいんだ! というときに重宝するサイトがあるので利用方法とともにご紹介。そんなとき私はBlockVrockというサイトを利用しています。
それなりのスクリプトもできて、ブロックを積み上げるような形式でビジュアルスクリプティングができるので、プログラムが書けない人でも簡易なアクションスクリプトが組めます。

  BlockVrock
  https://blockvrock.com/

良い点

・3Dモデルを用意するだけ。glTFフォーマット(.glb形式)。
・URLまたはQRコードがわかれば誰でも参加できる。
・追加でスクリプトが書ける。

やってみよう

今回のゴールは、Blenderで作成したギャラリースペースに4人で参加してみようと思います。
使用するモデルは過去に作成したVR写真展の和風ギャラリースペース。4年ぶりにひっぱりだしてきました。

●成果物を先に載せます。よければ試しにアクセスしてみてください。
もしキョロキョロ動くアバターが存在していたら、あなた以外にもアクセスしているということです。
https://run.blockvrock.com/show_user_contents?user_id=1395&project_id=1777abac7461e3

0.準備

まずはユーザー登録して、ログイン。
次にセットアップします。

1.必要最低限の設定

カメラのセットアップなどが必要です。
・シーン
・カメラ

ブロック式のビジュアルスクリプティング、これがサイト名の由来ですね。

上のPlayボタンを押すと、ひとまずこれで動きました。
一旦ブロック画面に戻りましょう。

2.背景画像の指定

パノラマ画像を利用して背景として指示できます。
[設定]→[]を選択すると、ファイルのアップロード画面になります。パノラマ画像を選んでアップしましょう。
[全天球ブロック]ボタンを押すと、ブロック画面にパーツが登場します。

ブロック画面でシーンにセットします

これでPlayしてみます。うまくいきましたね。
ブロック画面に戻ります。

3.glTFファイルをセットする

さて本題。
[設定]→[]を選択すると、ファイルのアップロード画面になります。パノラマ画像を選んでアップしましょう。

ベイクの品質の都合で、glTFファイルを複数に分けています。もちろん複数の3D図形ファイルの読み込みに対応していますので、こんな感じに作ると全部のメッシュを表示してくれます

これでPlayしてみましょう。一応すべての準備が整いました。

4.VRコンテンツを公開する

ブロック画面で[ファイル]→[QRコード]を選択すると、QRコードと共有URLが表示されます。どちらを使ってもOK。

公開URL:https://run.blockvrock.com/show_user_contents?user_id=1395&project_id=1777abac7461e3

完成

それではテストしてみましょう。PC1台で2つのブラウザ(Google chromeとFirefox)と、iPhoneからはQRコードを読み取ってSafariで参加してみます。
私はQRコードを使うことが多くて、ZOOMの会議中にQRコードを画面に表示して「これをスマホで読み取って~」って言えば、ほんとに誰でも気軽に参加できます。

従来のVRって参加するまでが結構面倒で、
そもそもHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を持ってる人がいませんし、HMDの接続準備に疲れるし、STEAM VRのログインから認識までが手間だしうまく行かないことが頻繁でストレスが溜まり、スタートするときにはワクワクも失せていたんですが、
こうやって参加までのプロセスが極限まで省力化できているのが特に嬉しいですね。

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