【建築探訪】秋田県立美術館/安藤忠雄建築研究所
まさかの3回連続安藤忠雄氏の作品! 3年前におじゃました秋田県立美術館をご紹介させていただきたいと思います。
たぶんですね、元々ストックが貯まりすぎている状況ではあるのですが、それに加えて大御所の作品は優先度を下げて処理していたこともあってこのような事態になっております。実はまだもう2、3ありますが。次は別の方の作品にする予定です。
建物
パブリックスペースはかなり広めで、正面から眺めると窓もほとんど見当たらない砦のような見た目。
ぐるりと周囲を見学させてもらうと見えてくるいろんなプリミティブな図形による構成です。やっぱりあった! という気持ちでちょっとうれしい。
入口の正面です。こちらも力強い出で立ち。入口はどこだかがすぐ分かるくらいコンクリートの巨大な壁です。
ロゴマーク。南部俊安氏によるもの。氏はあべのハルカス美術館のロゴなど多数手掛ける高名なグラフィックデザイナー。
秋田のイニシャルである「A」とアートの「A」をモチーフにした正三角形で構成され、中心の2つの動きのある三角形は、「芸術文化」と「人の関係性や来館した人と人との楽しげな会話」を象徴したもので、美術館を散策する人の動きをも表現しているとのこと。
ロビーは撮影OKでした。巨大な螺旋階段とその頭上にはトライアングルの中のトライアングルのスリットの天窓が光を降り注いでいました。たぶん建築写真ではここのスペースのものが最多でしょうか。
実物は思ったよりコンパクトな空間ですが、砦の中にも自然光がたっぷりで思いの外明るかったです。
2、3階が美術館となっていて、2階の一角にギャラリーの物販兼カフェエリアとなっています。ここになんと言っても素敵なビューがあったのです。
しばしくつろいでしまいました。
常設作品も素晴らしいものが多く、じっくりと過ごせて心地よい時間でした。
見学、撮影許可
見学:可能。
撮影:外観は可能。内観は展示スペース以外は可能。
ギャラリー
建物概要
Akita Museum of Art (秋田県立美術館).
Architect : Tadao Ando (設計:安藤忠雄建築研究所).
Contractor : Shimizu Corporation (施工:清水建設).
Completed : June 2012 (竣工:2012年6月).
Structured : Reinforced Concrete (構造:鉄筋コンクリート造).
Costs : $ million (総工費:約億円).
Use : Art museum (用途:美術館).
Height : 3 ft (高さ:19.217m).
Floor : 3 (階数:地下1階、地上3階).
Floor area : 40,328 sq.ft. (延床面積:3,746.66㎡).
Building area : 21,282 sq.ft. (建築面積:1977.21㎡).
Site area : sq.ft. (敷地面積:㎡).
Owner : Akita Prefecture (建主:秋田県).
Location : 1-4-2 Nakadori, Akita City, Akita, Japan (所在地:日本国秋田県秋田市中通1-4-2).
施設情報 (Admission)
【営業時間】10:00-18:00 (Opening hours)
【休館日】不定休。公式サイトをご参照ください。 (Closing day : none)
【入場料】310円 (Admission)
アクセス (Access)
秋田駅から徒歩10分
詳細は公式サイトをご参照。
使用機材
ボディ:SONY α7Ⅱ
レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
レンズ:TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD
マウントアダプター:RAYQUAL NF-SαE
現像:Adobe Photoshop Lightroom