「マシューズ・フェイント」なら聞いたあることがある方は多いかもしれません。
この人のことです。サー・マシューズ。
今のようなテクニックの種類が豊富になった今ではたいしたことのない技にしか
見えないかもしれないが、右サイドのスペシャリスト:マシューズからボールを奪うことは至難であったという。
素早いステップから一瞬にして右突破を得意とし、ちょっとガリンシャと似てる感じ。
ホアキンやCロナウドが当たり前に使っているまたぎドリブルやフェイント類は元をたどればこのマシューズ・フェイントにたどり着くため、ほぼ「すべてのテクニックの原形」ともいわれるらしい。
1953年5月3日のFAカップ決勝戦(vsボルトン)では、ロスタイムでの大逆転劇勝利の立役者となり、この試合は『マシューズ・ファイナル (Matthews Final) 』と呼ばれFAカップ史上最も劇的な試合とされている。
ストーク・シティのブリタニア・スタジアムにはマシューズの銅像が建てられているとのことです。
ドリブル好きならば、一度は見なければならないでしょうね。
【マシューズトリビア】
・バロンドール自体はマシューズを称えるために作られたといわれる。
・現役時代に「サー」を授かった初めてのサッカー選手。
・17歳でプロデビューして引退したのは50歳であったが、この33年間の現役時代に一度も警告を受けたことがない。
【マシューズを称える言葉】
・マーティン・ピータースのコメント
「彼に何度か会うことができただけでもわたしは幸運だった。
これはイングランドサッカーのー時代の終焉を意味するものだ。
マシューズは生きる伝説だったのだから。」
・ペレのコメント
「サッカーをどうプレイすべきものなのかを教えてくれたのが彼だった。」
・ガリー・リネカーのコメント
「真のジェントルマンで、イングランドサッカーそのものだった。
いつも愛想よくて、親しみやすく、謙虚な方だった。」
・トニー・ブレアー英首相のコメント
「サー・マシューズの名は、永久にスポーツ史上に残るであろう。
我が国で最高のスポーツマンであるだけでなく、最高の英国紳士だった。」
■ プロフィール
名前: スタンリー・マシューズ Stanley MATTHEWS
愛称: ドリブルの魔術師
国籍: イングランド
出身地: ヘンリー
ポジション: ウイング
生年月日: 1915/2/1
身長: 174cm
体重: 71kg
■ 勝手に評価
オフェンス■■■■
ドリブル■■■■■★★★
シュート■■■
スピード■■■■
パス■■■
テクニック■■■■■★
スタミナ■■■
フィジカル■■
ディフェンス■
■ 主な所属クラブと成績
55-59 ストーク・シティ 259試合51得点
59-66 ブラックプール 391試合17得点
FAカップ優勝:1953
66-72 ストーク・シティ 59試合3得点
イングランドリーグ3部優勝:62-63
イングランド代表 54試合11得点
個人タイトル等
英国年間最優秀選手賞:1948、1963(初代)
バロンドール:1956(初代)
プレミアリーグ最年長試合出場記録者:50歳5日
イングランド代表歴代最年長勝利記録:
ナイトの称号『サー』授与:1965
大英帝国勲章:1957