20世紀の中で最も長身でテクニカルな男と言えばカヌしかいない!?
197cmの長身が披露する絶品なポストプレーが持ち味。
「タコの吸盤」と例えられる長いリーチを活かした独自の間合いと柔らかなボールコントロールから、トリッキーなプレーによってファンを魅了する。
才能も豊かで、15歳のとき所属していたフェド・ワークスで9得点を挙げる活躍をし頭角を表す。
1993年アヤックスへ移籍。チャンピオンズリーグ優勝→トヨタカップ優勝を果たした。実績をほしいままに。
その年の夏、アトランタオリンピック・男子サッカーにナイジェリア代表キャプテンとして出場し、見事金メダルを獲得。
「(ナイジェリア)スーパー・イーグルス」の名を世界に知らしめた。
1996年にインテル・ミラノに移籍。
しかし、インテルで受けたメディカルチェックで重大な事実が判明する。
心臓弁膜症という大病に侵されていた。
そこで、インテルのフロントはそれを理解し、カヌに病気を克服するための時間を与えた。
pは成功したものの、
「走る事ができるようになる可能性は有るが、サッカーをプレーする事など論外」
と医師は言った。
選手生命は絶たれたように思われた。
それでもカヌは決して諦めなかったのだ!
必死にリハビリに励み、一人で歩けるようになり、走れるようになり、やがてボールを蹴り始めた・・・。
1年半が経ち、驚異的な回復により1998年2月9日、ヌワンコ・カヌが再びピッチに登場した!
1998年アーセナルへ移籍。
スーパーサブとしての役割が多かったが、足技は更なる進化を遂げ、大活躍。
テクニックは格別でしたよね。
ご飯2杯はイけたものです。
自分と同じ思いをさせたくないと願い、「Kanu Heart Foundation(カヌ心臓病基金)」を設立。
http://www.kanuheartfoundationng.com/
そして31歳になったカヌは現在ポーツマスでプレー。
アフリカの子供たちのため、自分の命をかえりみずサッカーをし続ける。。。
【カヌトリビア】
・アーセナル在籍時になぜか日本のジェフユナイテッド市原に逆オファーをしたことがある。
・背番号「4」を付けていたのは、黒人差別運動云々の件でグーリットを尊敬していたから。《おーたん さんThanks!!》
・幼少時代は自動車部品工場で働いている父親の影響でエンジニアになることを夢見ていた。
■ プロフィール
名前: ヌワンコ・クリスチャン・カヌ
Nwankwo Christian KANU
愛称: パピリオ(Papilio)
国籍: ナイジェリア
o身地: オウェリ
ポジション: センターフォワード
生年月日: 1976/8/1
身長: 197cm
体重: 80kg
■ 勝手に評価
オフェンス■■■
ドリブル■■■■
シュート■■■■
スピード■
パス■■
テクニック■■■■
スタミナ■■
フィジカル■■■■
ディフェンス■
■ 主な所属クラブと成績
91-92 フェド・ワークス 35試合20得点
92-93 アウアンヤンウ 25試合15得点
93-96 アヤックス 54試合25得点
エールディビジ優勝:93-94、94-95、95-96
オランダ・スーパーカップ優勝:1993、1994、1995
UEFAチャンピオンズリーグ優勝:94-95
UEFAスーパーカップ優勝:1995
トヨタカップ優勝:1995
96-99 インテル 11試合1得点
UEFAカップ優勝:97-98
99-04 アーセナル 198試合44得点
リーグ優勝:01-02、03-04
FAカップ優勝:01-02、02-03
コミュニティーシールド優勝:1999
04-06 ウエスト・ブロムウィッチ 53試合7得点
06- ポーツマス 78試合15得点
FAカップ優勝:07-08
ナイジェリア代表 67試合13得点
FIFA U-17世界選手権優勝:1993
アトランタオリンピック・男子サッカー金メダル:1996
個人タイトル等
アフリカ年間最優秀選手 (CAF):1996、1999
UEFAチャンピオンズリーグ史上最年少優勝経験者:1995(18歳)